ホンダのCMは70sB級BANDの焼き直し
2005年9月21日 音楽最近TVでよく耳にするホンダ車のCM,MAGIC。最初はアレンジがかなり違うので気づかなかったが昔好きだったPILOTの大ヒット曲だ。他にジグソーや10ccや懐かしい曲がCMによみがえっている。おそらくCMのプロデューサーたちにとっても懐かしい曲だったのだろう。あれを使おうとか。若い人がこういう大昔のB級POPの音源を聞いているとは思えないからね。ところで大ヒットして時を越えて使われても、なぜB級と言われるのだろう。まあそれに対するA級POPということばは余り聞かないが。思うに親しみやすさはある意味格調の高さとは相反するものがあるからかもしれない。BEATLESは中期から後期にかけて驚異的な成長を遂げて特A級のBANDになったが初期はB級的要素が多い。このPILOTのプロデューサーはたしかアランパーソンだったはずだ。彼が録音、MIXしたピンクフロイドはB級とは言えない。単に商業的成功が呼び名の目安になっているのかも知れないが。そうなるとELOはどうだろう。音楽的にはBだが商業的にはAになるのかな。音楽的にBというのはレベルが下がるという意味ではない。キャラクターの問題だ。ところでこの曲MAGICはすばらしいメロディラインを持っている。昔FEN(在日米軍向けAM放送)を聞いていて当時のヒット曲のなかでこれがかかった時、凄い新鮮で光り輝いてた記憶がある。早速アルバムを買って聞くとポールマッカートニー風メロの親しみやすさとシンセのアレンジ等に新しさがあり斬新でPOPなすっきりしたセンスの良さにさすがアビーロードのスタジオミュージシャンだなって感心した。彼らはのちにAPP(アランパーソンズプロジェクト)を結成することになり商業的にも成功する。残念ながら作曲者デヴィッドペイトンの曲は影を潜めるが。PILOTのアルバム、Beatles(Paul)の好きな人は聞くべきかも知れない。
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