車で移動中は昔のカセットをかけている。飽きるまで同じものを聞いてる。面倒だと2ヶ月くらい変えない場合も多い。久しぶりに新しいカセットに変えた。箱に無造作に入れたものの中からクジを引くみたいに取り出してスロットに入れる。カセットは好きな曲のオムニバスが多いのでどれでも問題ない。暫くしてナイチンゲールの翼がかかった。エバリーBrは60年代に大ヒットしたアメリカの兄弟ディオ。それが不遇の70年代を過ぎて80年代に蘇る大ヒットをとばした。実にはつらつとしたPOPSONGで気持ちが前向きになるような歌とサウンド。ポールマッカートニーが彼らに贈った曲だ。BEATLESのデビュー当時は4エバリーと呼ばれ4人のエバリブラザースと呼ばれた。それは張りがあってよく抜ける声でハモるエバリブラザースに例えられたという。兄弟で声質が似てるため独特の心地よい響きが感じられる。昔、浜田省吾が好きだった。デビューから2枚目あたりまでかな。彼の高い声はフィルエバリーに似てると思った。一時期ギター2本でおそらく彼らを意識したであろうライブ活動をやっていた時期があった。現在日本でも男性二人のPOPディオがいくつかある。彼らを聞いても何故かエバリBrを思い出してしまう。そういえばFMラジオの企画で昔、山下達郎と大瀧映一でエバリーの曲をスタジオライブという形でやっていたことがあったっけ。同じような事をイギリスではニックローとデイブエドモンズもやっていた。こちらの方がかっこよかったけどね。そんなわけで木枯らし吹くこの季節、懐かしいエバリーのレコードでも聞いてみようか。

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