ソニーDAT製造中止

2005年11月30日 趣味
こんなニュースがのっていた。DATはデジタルオーディオテープの略で出てきたのは80年代後半くらいだろうか?一般のひとがデジタルで録音できる機械として普及を期待された。しかしどちらかといえばオーディオマニア向けでアナログのデジタルへの保存とか、野外録音マニアとか、需要が限られていた。むしろ音楽業界でDATをマスターデッキとして使う用途が増えていったと思う。個人宅録向けにもそれは最適だった。なにしろ当時最高の音質で規格はCDをこえていたし 実際CDよりも音は素直でよかった印象がある。私的にも3台もっていたし結構つかっていた。あくまでテープなので頭出しがCDのようにはいかず少々不便だったがアナログカセットに比べれば選曲の速度は段違いに速く正確だった。わたしはパイオニアの96Kサンプリングのものも持っていたが確かに音は素晴らしかった。要するにここ10年くらいは音質の進歩はそれほどなかったように感じる。DATの製造中止に拍車をかけたのはCDレコーダーの出現だろう。メディアが100円を切るのだから安い。一般向けに大ヒットするには性能と互換性が共にそろってなければならない。互換性の部分でDATは負けた。今はハードデスクタイプの録音機が普及しつつある。回転音のレベルを下げる事が課題だろうか。最近ハードディスクタイプのビデオレコーダーを買ったが結構うるさい。いまは音質性能よりも携帯性や便利さが求められる時代のようだ。

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