In Dreams By Roy Orbison

2005年12月6日
デビットリンチの名作Movie BLUE VELVETの中で少年がヤクザの暴力の恐怖にさらされた時たしかこの曲がながれた。その瞬間、画面は甘美な世界にTRIPした。音楽の威力をまざまざと見せ付けられたようなあっけにとられた瞬間だった。ロイオービソンは日本では、大ヒットしたプリティウーマンやOnly The Lonelyが有名だがこの曲はやはり凄い。ジョンレノンも憧れたと言われるあの美声をふんだんに聞かせて夢の世界に誘う。不遇の時代も長かった苦労人が80年代に復活したその時に亡くなってしまった。Beatlesの初期の大ヒットPlease Please Meはジョンレノンがロイオービソンを意識して作った曲。唄い方もかなり影響されている。ジョンの作品には他にも彼にインスパイアされた曲が多数ある。他にも彼のボーカルスタイルや作品に影響を受けたミュージシャンは多数いるようだ。BEST盤が一枚あればいいのかも知れないが、彼の作品の背景にあるものを知りたい時は伝記を読んだりするのも良いかもしれない。当然だが悲しいメロディを多く書いてる人が悲しい人生を送ってるとは限らない。その人の人生が作品にどんな影響を与えてるかはとても興味深いことだと思う。

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