VINTAGEな音って?
2006年4月8日PSE法が施行されて、VINTAGE楽器はどうなるの?とかVINTAGE製品は除くとか〜年以前がVINTAGEと見なすとか、VINTAGEという言葉が最近よく話題になる。まあ昔からよく聞く言葉ではある。ギタリストならVINTAGE GUITARに憧れている人も多いだろう。さて辞書にのっているVINTAGEの意味は別にして、音楽業界やオーディオの世界でいわれるVINTAGE TONEとはいったいどんな音なのだろう?自分なりのイメージはもっているが、昔と今とではかなり違う。昔はVINTAGEな音といえば真空管に代表されるような甘く熟成された音、まったりした音。ナロウレンジだが味わい深い音等、しかし今の私の認識はどちらかと言えば辛口のイメージがある。解像度が高く切れがよく、やや棘があるが、音像が立体的に定位してリアリティにあふれる。血が通っている。無機的でない等々。しかしいくら言葉を並べてみても伝わりにくく、実際音を聴いて感じる事が一番手っ取り早い。ただし昔のアナログ盤の音がVINTAGEとは思わない。CDで聞く方が正確に伝わるのではないか。古い音源をCDで聞いてみるのが良いと思う。ただオーディオ装置にVINTAGEな機材をいれる必要は無い。伝送系で色を付けられたらかえってソースの音色が変ってしまうので最新のデジタル伝送でいいと思う。アナログケーブルに古い線材を使うのはまあ良いと思う。あとはソース選びだろう。古いJAZZやPOPS,ROCK,クラシック〜。いろんな古いソースを聞いてVINTAGEな音を感じ取る努力が必要だ。はっきり言ってしまえば私自身VINTAGEな音はこれだという確信には至ってない。ついでによく言われるアナログ的な音、デジタル的な音、これも認識が曖昧でことばだけが独り歩きしている感じがある。まあ実際聴いて聴いて聴きまくって確信を得るには相当な時間がかかると思う。因みに私はVINTAGEやアナログという言葉の響きが好きだしデジタルという言葉にはあまり興味がない。
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