荒井ユミとゲイリーブルッカー
プロコルハルムのソルティドッグを久しぶりに聞く。まあプロコルハルムといえば青い影一発で語られる事が多いが、あとはユーミンに多大なる影響を与えたバンドということくらいか。

1曲目のタイトル曲は実にユーミン風だ。それも荒井ユミ。若い頃、ブリティッシュロックにほとんど興味のない友人がこれを聞いて「これユーミンの曲?」って尋ねたのを今でも覚えてる。
男性的でスケールの大きなゲイリーブルッカーの曲と繊細でしなやかなメロディラインをもったマシューフィッシャーがだいたいの曲を書いてる。ロビントロワーが異質なクラプトンばりのブルースを演奏してるのはいかにもバンドを感じさせる。例えばイーグルスのジョーウオルシュみたいなものか?

そういえば昔自分は、その重いメロディが湿り気を帯びた暗めのサウンドと相まって、これが英国の格調なんだ、なんて妙に感心してたっけ。例えばバッドフィンガーとか聞いても同じようなテイストを感じる。英国のバンドはどれもしっかりと英国調を身につけている。それは歴史なのか生活感なのか、歴史の長い日本はどうなんだ?それはいいとしよう。気軽に多国籍音楽を楽しめるのはここのいいとこかもしれない。

コメント