5月頃から常連のお客さんに、英語の歌詞を付けてもらった曲があって、やっと出来上がったので昔の曲を入れてミニアルバムとして完成させようと思って、この間、6曲分のミックスを仕上げた。出来はいつものように、やればやるほどあらが目立ってくるという困ったものだが、いつまでやっていてもきりが無いので、とりあえずCDにして渡すことにした。

1枚のCDRマスターから2枚コピーしたが、全く同じではつまらないので、デジタルケーブルを変えてみた。家でやったので75オーム系のコアキシャルだが、オルトフォンの7Nタイプとベルデンの世界最速?と言われる1506。さてさて結果は?予想通りかなり印象が違う。つまりどっちがいい悪いではなく、オルトフォンが厚くウオーム、ベルデンはクールでシャープといった具合だ。こんなものでこれ位違うのなら、マスタリングに大金を払うのはどんなものか?考えさせられてしまう。

盤が出来たら、ケースに入れてジャケットとレーベル印刷、自作ライナーノートも欲しい。私の場合は歌詞カードはなしとする。歌詞を見ながら聞かれるのはあまり好きではないから。写真をとってフォトショップで加工してジャケットに使った。見開きタイプで裏に自作ライナーを書いた。後はレーベルなのだが、ここでトラブル発生だ。いつの間にか昔のソフトが新しいプリンター(EPSON)に対応しなくなったらしい。ダイレクト印刷ができない。せっかく白いプリンタブルタイプを買ってきたのに。そこでラベルを貼り付けることにした。

初めての経験だが、実に簡単だった。ダイレクト印刷に比べると、紙を貼ったという感覚は残るが悪くないし、仕方ないだろう。やっと完成した。さて聞いてみることに。

面白いことに、2枚とも音の印象が近くなった。あきらかにダイレクト印刷よりも音が変る。落ち着いてくる感じだ。おそらくダンプ効果だろう。盤はかなり振動するから。微小レベルの信号もダンプされてこんな落ち着いた感じになるのだろう。HIFIになったわけではないが、こういった音楽では悪くないと思った。最近はレーベルにダイレクト印刷する人が多いと思われるが、音がキンキンしてうるさいようなら紙を貼るのも良いかもしれない。

コメント