肩が壊れる!!
2006年8月21日昨日の高校野球決勝戦は、近来稀にみる投手戦で素晴らしい試合だった。ただ決着がつかなかったのが残念だ。今日再試合が行われる。
苫小牧の田中は2年前からドラフトの目玉として話題に上がっていたが、早実の斉藤はそれほど注目されてはいなかったと思う。しかしここにきて、斉藤は素晴らしい才能を見せ付けている。15回に147kmの速球、乱れのないコントロール、切れ味抜群のスライダーと全てに田中を上回ってるように見えた。田中の調子が悪かったこともあるだろう。終盤は田中は137km前後で斉藤から10kmも遅い。早実は王監督の母校だ。できれば秋にはソフトバンクに入って欲しいと思った。
ところで、不安なのは斉藤が4連投、今日も含めると5連投、昨日は170球以上投げている。これは無謀だ。松坂でさえこれ程は投げてない。再試合はできれば3〜4日あけるべきだ。ひとりの投手がこれ程の球数を放るのを誰も止めない。規則もない。甲子園で肩を壊し野球を止めざるを得なくなった投手はいくらでもいる。特に勝ち残った投手ほど連投の可能性が高くなり、いい投手ほど肩を壊すという皮肉な結果になる。高野連はこれに対して何も策を講じないのか。
大リーグのスカウトは日本の高校生に対して、甲子園で何球投げたかを考慮するという。あくまで科学的、理論的に素材を見極める。
日本のスポーツ医学は近年進歩したが、海外に比べ野球に関してはかなり遅れているといえるだろう。例えば、今春のWBCでは球数が極端に制限されていて王監督はこれに対しクレームをつけた。
ノーラン・ライアンの著書には投手は25歳までは投球を控えめにした方が良いと書いてあるそうだ。彼が引退前にも150km以上の速球を投げられたのは20代前半に怪我でほとんど投げなかったからだそうだ。
甲子園で球児の精神力をクローズアップするマスコミも悪いが、そろそろ日本の野球界も目覚めないと、若い才能を甲子園で殺していく事態が延々と続く事になる。
苫小牧の田中は2年前からドラフトの目玉として話題に上がっていたが、早実の斉藤はそれほど注目されてはいなかったと思う。しかしここにきて、斉藤は素晴らしい才能を見せ付けている。15回に147kmの速球、乱れのないコントロール、切れ味抜群のスライダーと全てに田中を上回ってるように見えた。田中の調子が悪かったこともあるだろう。終盤は田中は137km前後で斉藤から10kmも遅い。早実は王監督の母校だ。できれば秋にはソフトバンクに入って欲しいと思った。
ところで、不安なのは斉藤が4連投、今日も含めると5連投、昨日は170球以上投げている。これは無謀だ。松坂でさえこれ程は投げてない。再試合はできれば3〜4日あけるべきだ。ひとりの投手がこれ程の球数を放るのを誰も止めない。規則もない。甲子園で肩を壊し野球を止めざるを得なくなった投手はいくらでもいる。特に勝ち残った投手ほど連投の可能性が高くなり、いい投手ほど肩を壊すという皮肉な結果になる。高野連はこれに対して何も策を講じないのか。
大リーグのスカウトは日本の高校生に対して、甲子園で何球投げたかを考慮するという。あくまで科学的、理論的に素材を見極める。
日本のスポーツ医学は近年進歩したが、海外に比べ野球に関してはかなり遅れているといえるだろう。例えば、今春のWBCでは球数が極端に制限されていて王監督はこれに対しクレームをつけた。
ノーラン・ライアンの著書には投手は25歳までは投球を控えめにした方が良いと書いてあるそうだ。彼が引退前にも150km以上の速球を投げられたのは20代前半に怪我でほとんど投げなかったからだそうだ。
甲子園で球児の精神力をクローズアップするマスコミも悪いが、そろそろ日本の野球界も目覚めないと、若い才能を甲子園で殺していく事態が延々と続く事になる。
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