季節がら〜第九

2006年10月19日 趣味
第九には傑作が多い。ベートーヴェン、ドヴォルザーク、シューベルト、ブルックナー、マーラー〜。それぞれ金字塔だろう。そこで今の季節、私が聞きたくなるのはドヴォルザークの第九。例の有名な2楽章が入っているものだ。モチーフはドヴォルザークがアメリカに行ったときに、採譜したものといわれているが、やはり、しっとりとしたいいメロディだ。今の季節感にぴったり。乾いた土の匂いと言うか、草の匂いというか、カントリー(田舎)や故郷の秋の風景を思い出させる。

メロディがこういう季節感を持っているという事自体、音楽の偉大さを感じるのだが。勿論、季節感だけではなく、情緒感、温度感、時代、明るさ暗さ、〜。音階の並び方で、人間はありとあらゆる、感情を呼び起こされる。その人特有のこともあり、または共通のものもあるが、多くの人から長い間支持されてるメロディはやはりシンプルで分かり易いなものが多いようだ。

そこでこの曲だが、小沢征爾ウイーンフィルの91年のライブCDを購入以来ずっと愛聴している。他にご当地のクーベリックやカラヤン、ジョージセルとかいろいろ持ってるが、なぜか、この盤でいつも聞くことになる。ライブで拍手入りだが録音もいいし、SNも悪くない。

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