ライントランスは効果的?休みのはずが〜
2007年1月6日 趣味3,4日は急に出勤になってしまった。といってもスタジオは暇なので、どうということはないが機械いじりはお預けを食らった感じ。2日までで、ヒューズを固定した後ライントランスを試すところまではできた。ライントランスをライン経路に挿入することでCDをアナログライクな音に変えることができる、と言う話は前から知っていた。
アンバラ〜バランス変換にもトランスが使われる。現に自宅のプリアンプではパワーアンプまでは、バランス接続で、出力部はトランスによるバランス回路が入っている。昔からこういった方法は鮮度の問題やトランスによる音色の脚色があり、あまりハイファイ的立場からは敬遠されていて、バランス回路もトランスを使わない入り口から出口までフルバランス回路(例えばアキュフェイズとか)が評価されていたように思う。だからイメージ的にはトランスを入れると鮮度が落ちて、情報量が減った落ち着いた丸い音になると思っていた。
早速、DAのOUTから自作したトランスを通して、プリアンプにつないでみる。トランスといってもヤフオクで1000円程度で落札した600Ω1対1の基盤用の小さなものが二つ。それを基盤がないので直接ピンにハンダ付けしたもの。取りあえず音が聞ければいいので、それをパーツテスターのケースの中に入れ、RCAジャックにハンダ付けした。配線材は勿論VINTAGE線(1940以前のもの)を使った。しかし不器用なことと、基盤用で細かい作業だったので結構時間はかかってしまった。
果たしてどんな音が出るのか?クラシックの室内楽を聴いてみる。弦楽器はねばりのある音色。中高域は艶っぽい。ピアノは風格のある音色。中低域の押し出し感があり、音像の輪郭も、太い鉈でザックリと切ったような堂々としたもの。TDA1543のイメージからは遠いが、相性は悪くない。音像を立体的に提示させるが、SPのまわりにふわっと漂うような雰囲気はない。大編成のシューベルト「グレート」これは抜群に良かった。彫りの深さや前後の遠近感が充分出てホールの広さを実感できる音。室内楽では大げさに感じたところも充分魅力的に聞こえる。ただし両方とも、中高域の多少の硬直感や情報量が整理される等、音楽(再生芸術)的とは言えるけれど、ハイファイかと言えば、そうともない言えない事などの欠点も見受けられる。
その後JAZZVOやPOPSのVOも聞いてみたが、印象は変らずソースによって向き不向きがある。それらは、こういったキャラクターを考えれば容易に判断でき好みに合わせることは難しくはないはずだ。今回のトランスはオーディオとは無縁の医療機器メーカーのもので、最近評判のクリプトンやLUX,マランツ等の専業メーカーのものや、WEなどのVINTAGEものを使うとどうなるのか、興味深く今後機会があれば試したい。またトランス前後のケーブルや内部の配線材でも微妙とはいえないレベルでトーンの変化があり、それらをつめていけば、かなり優秀なシステムになり得るかもしれない。
アンバラ〜バランス変換にもトランスが使われる。現に自宅のプリアンプではパワーアンプまでは、バランス接続で、出力部はトランスによるバランス回路が入っている。昔からこういった方法は鮮度の問題やトランスによる音色の脚色があり、あまりハイファイ的立場からは敬遠されていて、バランス回路もトランスを使わない入り口から出口までフルバランス回路(例えばアキュフェイズとか)が評価されていたように思う。だからイメージ的にはトランスを入れると鮮度が落ちて、情報量が減った落ち着いた丸い音になると思っていた。
早速、DAのOUTから自作したトランスを通して、プリアンプにつないでみる。トランスといってもヤフオクで1000円程度で落札した600Ω1対1の基盤用の小さなものが二つ。それを基盤がないので直接ピンにハンダ付けしたもの。取りあえず音が聞ければいいので、それをパーツテスターのケースの中に入れ、RCAジャックにハンダ付けした。配線材は勿論VINTAGE線(1940以前のもの)を使った。しかし不器用なことと、基盤用で細かい作業だったので結構時間はかかってしまった。
果たしてどんな音が出るのか?クラシックの室内楽を聴いてみる。弦楽器はねばりのある音色。中高域は艶っぽい。ピアノは風格のある音色。中低域の押し出し感があり、音像の輪郭も、太い鉈でザックリと切ったような堂々としたもの。TDA1543のイメージからは遠いが、相性は悪くない。音像を立体的に提示させるが、SPのまわりにふわっと漂うような雰囲気はない。大編成のシューベルト「グレート」これは抜群に良かった。彫りの深さや前後の遠近感が充分出てホールの広さを実感できる音。室内楽では大げさに感じたところも充分魅力的に聞こえる。ただし両方とも、中高域の多少の硬直感や情報量が整理される等、音楽(再生芸術)的とは言えるけれど、ハイファイかと言えば、そうともない言えない事などの欠点も見受けられる。
その後JAZZVOやPOPSのVOも聞いてみたが、印象は変らずソースによって向き不向きがある。それらは、こういったキャラクターを考えれば容易に判断でき好みに合わせることは難しくはないはずだ。今回のトランスはオーディオとは無縁の医療機器メーカーのもので、最近評判のクリプトンやLUX,マランツ等の専業メーカーのものや、WEなどのVINTAGEものを使うとどうなるのか、興味深く今後機会があれば試したい。またトランス前後のケーブルや内部の配線材でも微妙とはいえないレベルでトーンの変化があり、それらをつめていけば、かなり優秀なシステムになり得るかもしれない。
コメント