一通りラフにMIXした2MIXを聞いてみると、聞いていくうちにいろいろと不満が出てくる。まして自作曲とか、自分の楽器が聞こえてくるとなると、なおさら気になるところが出てくるもの。ミキサーオートメーションを再度書き直すとか、いろいろ試すことを考えるが、PROTOOLSなどのDAW環境ではさらに根本からEDITが可能になる。

プラグインエフェクターの利点は細かい作業、時系列に応じたエフェクト操作が可能になること。それに一つあれば同時に(DSPパワーの範囲内で)いくらでも使いまわしがきくこと。だからDSP消費量の少ないダイナミクス系のエフェクト(EQ,COMP)は圧倒的に優位だろう。さらにケーブルが必要なくなり、その影響からフリーになれるのは大きい。インピーダンスやコネクターに悩まされる事もない。デザインも楽しいものが多いのでやる気にさせられる。

プラグインの多くは、かつての名機と言われたエフェクトをシミュレートしたプログラムをもっている。本物の通りにはいかないまでも、質の高いものが多い。たとえ本物だとしても、ケーブルや機材の程度(VINTAGEものならなおさら)で音質は変るので、本物と認識できるひとは果たしてどの位いるのか?何でもありのPOPMUSICの世界では名機に近づくことより偶然性やオリジナルに拘る方が、ぞくぞくして楽しそうだ。

次回は実際使ってる気に入ったプラグインをいくつか紹介できたらと思う。

コメント