頼りない日本の警察

2007年5月20日
愛知の立てこもり事件で、人質を救出(脱出)したが二人の犠牲者をだしたニュース。

延々と二日にわたってTVで流し続けたが、この映像はリアルタイムで中国でも流れていたという。路上に横たわっている負傷者を数時間も助けることが出来ず、助けに行ったSATの隊員が殺されるという最悪の結果に。何はどうあれ一人の犯人のためにこれだけ時間がかかり犠牲者を出したのは、警察としては大失態であろう。逮捕時の犯人に対する説得も、やさしく穏やかにまるで英雄扱いするかのような口調で非常に疑問が残る。被害者(死亡者)の家族はどんな思いで見ていたか。早期に犯人のみを射殺できていれば犠牲者は出なかったはずだ。

同じようなことが、英国人講師殺害事件についても感じられた。最初に多数の警察官が、現場に訪れたのにも拘らずとり逃がし、未だに捕まえていない。英国でも日本の警察は批判されている。

今に始まったことではないが、加害者の人権を守るため被害を大きくしているのが現状だろう。

こういうことは、残念ながら戦後の日本人の国民性に起因しているのかも知れない。

さて中国の指導者たちがそんな映像を見て何を思うか?日本は容易く侵略できる、そう思うかもしれない。北京五輪の後、中国は日本を侵略するというのは、元アメリカ国防省の人間が書いたフィクションであるが、その時アメリカは日米安保を発動させなかったということである。現実問題として上海万博の後、台湾問題でアメリカが見て見ぬふりをした場合、次は日本。日本は独力で中国と戦わなくてはならないかもしれない。そして早期に降伏して中国の植民地となる。日本はアメリカと中国の取引材料になる。

2010年以降、極東〜東アジアは何が起こるかわからない。勿論それによって、個々の生活は大きく変わることになる。

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