昨日は以前購入したマルチトラッカー2488で唄録りをしていた。8時間くらいやっていたかな。はっきり言ってヘタクソなので数十箇所パンチイン。それで時間がかかるのだ。ただしスタジオで仕事の合間にやるのとは違い自宅だとじっくりリラックスして取り組めるのがいい。

セッティングはマイクプリはTMDの専用のもの。モニターSPはケンウッドの小型のものを床に置いた。ふかふかのカーペットの上で、2488とマイクのSM7、TMDのプリを効率よく並べて、時々TVを見ながら。2488はHDの音が小さく、SM7くらいの感度だったらノイズを拾わないので助かる。

7,8TRはMIDIで作成したバッキング2MIX、1,2にVO、3〜6にコーラスを入れる。VOは2TRしかないので、パンチインを駆使して納得のいくものに仕上げる。2488のパンチインはバーチャルTR方式で、何回か録ったものを聞き比べながら選べるので便利。

さて苦労して何とか聞けるVOトラックが仕上がったのが、夜11時過ぎ。これのオケを除いた6TRを24BIT WAV FILEとしてCDRに保存。後日スタジオでPROTOOLSで楽しいMIXが待ってる。(はずだったが)

ここで思わぬトラブルが発生!2488付属のCDRで保存しようとしたときに、DISC ERRが起きた。2488は全てのスイッチの操作を受け付けなくなった。もしかして?悪い予感。8時間もかけたVO TRが〜!

あきらめきれず、明朝一番で、TASCAMに問い合わせてみよう。何かうまい方法があるはずだ。と淡い期待を抱いて床に就いた。

明朝、早速電話してみる。事情を話すと、「電源スイッチを切って元に戻る可能性は高いです。それでだめなら送ってください」「電源スイッチを切ると、それまでのデータが消えてしまうのでは?」「それはそうです。」「録音したデータを救う手立てはないんでしょうか?」「それまでに保存してなかったのなら無理です。」「終わった時点でCDRに保存しようとしたんですが?」ここで相手も申し訳なさそうに、「内部のHDDには記録されてはいるのですが、それを回収できるかは、開けてみてみないと何ともいえませんね。」まあこんな調子で、はたして送って万一自分のVOパートが救われるとしても、この下手な唄が他人に聞かれる可能性もあり、ましてや、こんなもののためにわざわざ送ってきたのかい!とか思われるのもいやなので、今回はあきらめて後日再録音することにした。作品にまつわる、いい?思い出として飾っておこう。

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