昨日は午後から夜遅くまで、スピーカーやアンプの接続変更、改造に苦労していた。簡単に終わると思っていたマルチアンプセッティングだが、SPの改造に手間取った感じだ。

KEF105はウーファキャビとスコーカーツイーターキャビが別々になっており、それぞれリニアフェーズ化されている。後に出てきて一世を風靡したB&W801をややスマートにした感じだ。当時としては音質重視の革新的なSPだったわけだ。ウーファキャビに全てのネットワークとツイータースコーカーキャビには過大入力防止用のリミッター基盤が備え付けられている。今回はそれらをすべてバイパスし、ユニットからパワーアンプまでは直結となる。勿論ここではお気に入りのVINTAGE WIREが使える。

上のキャビに2箇所穴をあけ、ケーブルの端子を取り付けるのだが、手持ちがないので直出しとする。穴あけ自体は簡単だった。ウーファキャビは既存の端子をそのまま使うことにした。しかしワイアーは変える。長年の間に内部配線は変えてるので、さらに上を目指す事になるが上昇率はそれ程期待できない。ネットワークが外れる事と、EN3000が入ることでの差し引きで、音がどう変るかというところだろう。

プリ(サンスイC2301)と3台のパワーアンプ(アキュフェーズ他、MOSFET窪田式等)の間にEN3000が入るわけだが、あくまでTRYの意味合いなので良くならなくとも後悔はない。昨日よる遅くまでユニットへのハンダ付けや、アンプの接続で時間がかかり、音だしまではこぎつけたが、片chから出なかったりトラブル続きで、ちゃんと音が出たのは深夜0時をまわった頃。今日から仕事なので、ゆっくり試聴できるのは、今週末かな。

ちょっと聞いた感じでは、音はニュートラル、中低域は解像度が上がって、全体に古臭さは解消された印象。機器間の接続コードを吟味すれば良くなると思う。内部配線にはブラックエナメル系の単線を多用した。ケ-ブルの音質が良く出るシステムになった。それだけEN3000が純度の高いデバイダーだということだろう。時間ができたら、じっくり聞いてみたい。

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