クラウス オーガーマンの神秘な世界
2008年10月25日 音楽クラウスオーガーマンの名前を最初に意識したのは、CityScapeというマイケルブレッカーとのコラボレーションのアルバム。たしか25年位前か。
オーガーマンの書いたオーケストレーションの上でマイケルブレッカーが自由奔放にSAXを奏でるという、JAZZやフュージョン的印象を与えるところもあるが、実際は夜の浮遊感を感じるというか、とてもロマンティックなアルバムだった。とてつもなく時間の流れのはやい現代の生活感の対極にあるような、ゆったりしたストリングスがノスタルジーや永遠に変わらぬリアリティを呼び起こすようで、大変に器の大きさを感じさせるものだ。
ある時期から、自分のお気に入りのアルバムを聞いた時に裏ジャケットを見て、作曲者やアレンジャーを確かめるようになると、高い確率でオーガーマンだったりドンセベスキーだったりがクレジットされてたりする。昔から彼らの音楽を知らずに聴いてたわけだ。そして、そのお気に入りの理由はその流麗な弦のアレンジだったりしたもんだから、どうしてもソロアルバムが聞きたくなってくる。しかしあくまで世間の評価は裏方だから、レア音源で売れないうちに廃盤という道をたどる。入手はなかなか困難なのだ。
オーガーマンはその後も何枚かソロ名義(コラボレーション)のアルバムを出してはいるが、今でもCity Scapeが私的には一番好きだ。彼はポーランド出身の作編曲家で、どことなく東欧の雰囲気もその旋律からは感じられる。60年代からアントニオカルロスジョビンのアレンジャーを手がけたり、その他CTI系で才能を存分に開花させてきて、裏方としては超大物ということだろう。
どちらかといえばコラボレーションが多いが、最近(2006)ではDECCAから自身の名前をタイトルにしたヴァイオリンとピアノのための作品を出している。フランクやルクーを現代音楽的にしたような、やや難解な旋律だが何回か聞いてると、やはりそこはかとなく独特のロマンティシズムが感じられて聞かせるものがある。今日、久しぶりに聞いて音も良かったし楽しめた。
オーガーマンの書いたオーケストレーションの上でマイケルブレッカーが自由奔放にSAXを奏でるという、JAZZやフュージョン的印象を与えるところもあるが、実際は夜の浮遊感を感じるというか、とてもロマンティックなアルバムだった。とてつもなく時間の流れのはやい現代の生活感の対極にあるような、ゆったりしたストリングスがノスタルジーや永遠に変わらぬリアリティを呼び起こすようで、大変に器の大きさを感じさせるものだ。
ある時期から、自分のお気に入りのアルバムを聞いた時に裏ジャケットを見て、作曲者やアレンジャーを確かめるようになると、高い確率でオーガーマンだったりドンセベスキーだったりがクレジットされてたりする。昔から彼らの音楽を知らずに聴いてたわけだ。そして、そのお気に入りの理由はその流麗な弦のアレンジだったりしたもんだから、どうしてもソロアルバムが聞きたくなってくる。しかしあくまで世間の評価は裏方だから、レア音源で売れないうちに廃盤という道をたどる。入手はなかなか困難なのだ。
オーガーマンはその後も何枚かソロ名義(コラボレーション)のアルバムを出してはいるが、今でもCity Scapeが私的には一番好きだ。彼はポーランド出身の作編曲家で、どことなく東欧の雰囲気もその旋律からは感じられる。60年代からアントニオカルロスジョビンのアレンジャーを手がけたり、その他CTI系で才能を存分に開花させてきて、裏方としては超大物ということだろう。
どちらかといえばコラボレーションが多いが、最近(2006)ではDECCAから自身の名前をタイトルにしたヴァイオリンとピアノのための作品を出している。フランクやルクーを現代音楽的にしたような、やや難解な旋律だが何回か聞いてると、やはりそこはかとなく独特のロマンティシズムが感じられて聞かせるものがある。今日、久しぶりに聞いて音も良かったし楽しめた。
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