数年前からCDが(特にクラシック)安く買えるような状況になってきた。ここ10年くらいは音楽業界全体で売り上げが低迷して、それでも国内盤は相変わらずの値段だが、所謂企画ものが安く手に入るようになった。まあ、ネットで(有料?)ダウンロードして聴いてる人もいるらしいからCDが売れなくなるのは当然だろうね。大ヒット曲も出る状況じゃないし。

2ヶ月前くらいにハルモニアムンディの50枚入りBOXセットを購入。BGMに流していたがまだ全曲聴き終わってない。ハルモニアムンディといえばドイツ、フランスの有名な古楽レーベルだが、音が良いのでも定評がある。50枚セットで新品で8000円くらいで購入できたのだから安い。昔なら輸入版で1枚¥2000以上したろう。ただ50枚も一気に買ってしまうと、集中力に欠けてBGM適になってしまうのは自分としては仕方のないところ。重複しないように一通り聴いて、気に入ったものだけ別な箱に移してる。今のところお気に入りは3分の1程度。全体を通して無名な曲も多く(自分が知らないだけか?)1枚でも気に入った曲に出会えれば、それだけで元がとれたようなものだ。バッハ、ビバルディ等の有名曲も含まれているが、(おそらく)宮廷で録音されたような独特の明るいライブ(ナチュラルな奥行きと広さ)感があって新鮮に聴ける。このライブ感は全体を通して感じられるものだ。2~3本のマイクでオフセッティングで一発録りなのだろう。部屋の空気感が一変する感覚はオーディオ的にも楽しめる。

ハルモニア~といえば昔、コレギウムアウレウム合奏団のレコードを結構持っていて、コンサートにも出向いた記憶がある。やはり場所が問題で初めて聴くレコードのようには感激はなかった。コンサートといえばクラシックのコンサートはなんであんなに高いんだろう。演奏者が多いから?例えば欧州のようにもっと気楽に街中で気軽に聞けるといいのだが。現状ではCDで聴くのが安く済むし、楽しい。


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