寝る前にCDを1枚～ｸﾘｽﾀﾙｹﾞｲﾙ

隣の部屋でクリスタルゲイルの懐かしい曲が程よい音量でかかってる。仕事が早く終わって、眠くもないし日記でも書くことにした。ここはｽﾀｼﾞｵなので今0時半でも大音量で音楽をかけることができる。でも疲れているから、遠くから程よい音で聞こえるのがちょうど良いのである。

自営業というのは、油断してると仕事以外では誰にも会わず、同じ毎日があっという間に過ぎて、気がついてみたら歳だけとって、周りを見渡せばみんなりっぱな家庭を築いているが、いつまでも一人ぼっちで自分はなにをやっていたのだろう？とか後悔の念にかられることもよくある。実際はあまりないのだが。

クリスタルゲイルを聞いていたのは25年くらい前だろうか。カントリーPOPから大人のジャジーな曲まで、情感のこもった色気のある声と歌い方、そして長い髪の美女ということでちょっとしたヒットになったのが何曲かあった。いまかけてるのはCDだが、当時はほとんどはアナログで聞いていた。こういうのはCDよりもアナログのほうが楽しめる。CDだと情感がいまひとつ伝わってこないようだ。うまく言えないが音が硬直した感じで一本調子になりがち。

さてこの人は今も健在なのだろうか？若いころのイメージを壊さないためにもTVなどでその後の年老いた姿はできれば見ないほうがいいのかもしれない。会いたいような会いたくないような、昔別れてそれっきりになった恋人と再会するのはある意味罪なことかもしれない。風の噂に聞くくらいがちょうど良いのだろう。