サンヨーのウイルスウオッシャー

昔から家電業界はナショナル（パナ～）やソニー、東芝なんかがトップグループでシャープやサンヨーはそれを追いかけるイメージだった。少なくとも自分の中では。

まあ家電はあまり興味がなかったが、オーディオでもナショナルのテクニクスブランドやパイオニアのエクスクルーシヴ等、ここでもシャープやサンヨーは第2グループというより早々と撤退してしまった。シャープのデジタルアンプやサンヨーの背中合わせにつけたウーファを搭載したスピーカーなど興味深い製品が記憶に残ってるくらい。

それがいまやシャープは液晶でＴＯＰグループを走ってるし、太陽光発電でも注目されるが、やはりもっとも気になるのがサンヨーだ。会社の財務状況はかなり厳しくて、近々パナソニックの子会社になるという。実はそんなぱっとしないサンヨーが今大きくはばたこうとしている。最近サンヨーに注目したのは前にもここで書いたが電池のエネループの革新性。これは凄いと思った。会社のＨＰからいろいろ辿っていくとこの会社、他にも優秀かつ素晴らしい製品を作り続けていることがわかる。最近ではウイルスウオッシャー。この空気清浄機は今の世の中、超ヒット製品になるべきものだ。うちにも是非一台欲しい。

白物家電は撤退の方向で、ハイブリット車用のニッケル水素とリチウムイオンバッテリーの生産を大幅に拡大するらしい。これが成功すれば間違いなく世界のサンヨーになるはず。また太陽光発電でもその効率は現在世界一となっている。じゃあなんでこんな優秀な技術とアイディアをもった会社が、つぶれる寸前の経営状態なんだろう。大きな疑問ではある。やはりＴＯＰの経営方針が大事ということだろうか。また民主党はこんな日本の技術を国益として大きく開花させることができるのだろうか？非常に不安。

実家にはサンヨーのフットマッサージャーがある。時々使ってみるがとても気持ちよい。電動自転車なんかもヒットしてるらしい。なんか全方位型で製品開発をしてるのかな。いずれにしてもパナと組んだとき、親会社やソニーを超えるような企業に成長して楽しい製品をどんどん発表して欲しい。自分的には凄い技術とアイディアがあってそれが正当に評価されてない会社はついつい応援したくなってしまう。