人の良いユーザーと悪徳代理店
2005年8月18日 お仕事スタジオで壊れたものは修理できるものは修理に出す。但し中古で完動品を買うのと大差なければ中古品を買う場合もある。最近は修理より安い中古品が多く出回っている。すぐ壊れる可能性もあるが、中古品で保障がきくものも多い。ショップによってまちまちだが6ヶ月保障が多いような気がする。修理品は同一箇所3ヶ月保障が一般的だから中古品の6ヶ月保障は良心的に感じるし安心感がある。修理料金には部品代、技術料、点検料等があり意外と割高に感じる。見積もりを要求して修理しない場合は見積もり料をとられる場合もある。国内製品の場合は割と常識的な価格で納まるが、問題は海外製品である。楽器や趣味の製品は海外製も多いだろう。以前海外製ベースアンプヘッドを修理に出したことがある。コントローラーのつまみの一個が割れてしまった。高くとも部品代は数百円だろう。点検技術料を含めても1万円はかからないと思って近くの楽器屋さんに持っていかせた。つまみ一個なので見積もりもとらなかった。数週間して修理完了の連絡があり金額を聞いて驚いた。なんと3万円以上要求されたのである。明細を要求すると代理店との約束で明細は出せないと断られたそうだ。保障期限切れなのでこのくらいはかかるとの説明だったらしい。この楽器屋さんはつくばでは人気のある楽器屋だしぼったくるようなお店じゃないだろう。しかしこの説明は良心的ではない。問題は代理店のH楽器である。この金額の明細を出す義務はあるのではないか。簡単な修理伝票には他の部分の点検修理も含まれていた。頼んでもいない部分を勝手に修理して高額な修理代金を請求するのはよくあるパターンなのか。ユーザーより業者同士の横つながりを重視する日本の風習かもしれない。これは医者と患者の関係とよく似ている。割と責任ある信頼できる人に聞いても、代理店、販売店を擁護するような発言をする。もっともユーザー側とは言えない人なので仕方がないと思うが。ユーザーは店頭で格安の商品を手に入れても壊れた時には捨てるか修理するしかない。修理する時、直接代理店に送ろうとすると販売店を通してくれと言われる。そのために日数もかかり修理価格の明細が曖昧になる。トータルで考えると業界は安売りしても儲かる図式になっているのである。ここにもある種、談合といえるものが見え隠れする。複雑化するプロセスには不正請求を不正じゃないように見せかけるトリックが存在し易い体質があると思われる。シンプルイズベストである。
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