スタジオではコード(ケーブル)の事をシールドという人が多い。しかしコードはシールドがないものも多い。まあスタジオではマイクを使うしギターやベースも使うからシールドコードの必要性は高いだろう。しかし考えてみればそれ以外はシールドはほとんど必要ない。楽器やマイクに繋がないのならシールドはいらない。キーボードやヘッドとスピーカー、MTRとアンプ、CD,MDみんなシールドは不要になる。ただホットとコールドの2本線があれば事足りるしその方が音もクリアになる。値段も安いし自作もできる。スタジオのコントロールルームではいろんな機材が混在してノイズを拾いやすいからシールドがあるほうが良いだろうか?実際ノイズはシールドをしても解決しない場合も多い。パソコンや機器の電源を遠ざけたり、向きを変えたりコンセントの刺し方を逆にしたりして解決できる場合の方が多い。不思議なのは市販されているケーブルのほとんど(SP用以外)はシールド付きだということ。SPコードにプラグを付けてラインコードとして使えば太い音が期待できる。MTRからマスターデッキにマスタリングする際にシールドなしの太いコードを使ってみると面白いかも知れない。シールドの害は高い音がシールドに漏れて正気のない音になりがちだという話もある。個人的にはCDやMDカセットを聞く時にシールドを使う事はない。楽器や生音を録音するとき以外の録音時もシールドは使わない。もし音に拘るなら実際いろいろ試してノイズがのらないなら極力シールドを使わないのがベターと思う。

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