前に何回か書いたかも知れないけど、スタジオはとにかく物がよく壊される。もしかしたら長くやっていけるかどうかは、これに耐えられる精神状態が保てるかどうかかも知れない。いくら営業用といっても次から次へ楽器類が壊されるのは気持ちのいいものではない。ドラムパーツ類は仕方ないのだろうけど、録音PA関係は使い方を間違わない限り1年くらいは持つはずだ。例えばMDなんかは、ピックアップがどうのこうのより、出し入れのメカが壊れる。スピーカーはヒューズが飛ぶ。ユニットがとぶ。こうなると新品でも中古でも差は出ない。保障の差だけだろう。今までは修理して使っていたが、修理代は1万〜5万程度で決して安くはない。それなら中古買い替えのほうがいいのではないか。ハードオフやオークションを見れば修理代より安い動作品がざらにある。デッキ関係はその方が得だ。ただし最近はそれでジャンク品がたまってきた。それを処理するには処理代がかかる。それに一箇所だけ具合が悪いのをなおさないでゴミに出すのもなんか、辛いものがある。実際はそれで動作品が2台買えてしまうのだけれど。以前はメーカー修理は受付がいろいろと制限されていた。平行品は扱わない、改造品は扱わない、製造終了後8年たったものは修理不可、等。しかし今はほとんどが修理可能になったようだ。大昔のものでも修理可能になったものがある。理由は不景気。家電メーカーもなりふり構わずといったところだろう。実際はどうかわからないが、修理代の大半は技術費等なので意外と儲かるのではないか。部品なんて数百円の世界である。修理改造の技術のある人はこれからの時代、強いかもしれない。

コメント