有名なConcert For Orchestra(オケコン)のカップリング曲。
ふわふわした現代音楽調の曲だが、録音が素晴らしく伸びやかで音場も広く何回も聞きたくなりそうな音楽だ。ちょっとガーシュインのパリのアメリカ人みたいな感じもあるかな?

劇的な展開のオケコンよりも大分わかり易いし、やはりこういう音楽はいい音で聞きたいという願望があり、それが満たされる。

低弦セクションが風のように自然な存在感で、高域もスムーズでヒステリックにならず難解な和声の展開がスムーズに心に入ってくる。ソロのヴァイオリンもつややかで美しい。弦楽合奏なので管や打楽器はなく、感覚的なしなやかさにつながっている。

音から入って、音楽に没頭できればオーディオも音楽の役に立つという事だ。

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