アマトールは裏から見ると、バイワイアー対応で金メッキのプレートが付属している。SPケーブルはオーディオクエスト製を下側低音部に接続。最初はこの状態で聞いてみた。
それが前述した感想。

Aクエストの極太単線(リッツ構造だが1本1本が太いので単線の認識)で低域のしまりと力感を期待したのは間違いでなかったはず。
だってえ~~アマトールの低域は~本当に~甘党る~なんだから!

SPケーブルのオーディオクエストFOREST。古くて無名だがなかなかの切れ味のあるいいケーブルだ。さらに昔同社のインディゴブルーを使っていたが、その2ランク上のスペックだ。JAZZ系、室内楽やボーカルでもくっきり系で眠たい音ではない。ただしハイパーリッツ構造で0.9mm前後の2種類の径、OCCと6Nの2種類の単線がプラス、マイナスそれぞれ6本づつ1本のケーブルに時計回りで12本のリッツ線というわけで、(非常に理にかなったものだが)それぞれが硬い単線だから20mm直径くらいあり硬く重く取り回しは楽ではない。

次に金メッキプレートをはずし、高域側にピュアで切れのいいVINTAGE単線をジャンパー線としてつなぐ。さらにプラス側マイナス側で試しながら種類を変えてみる。

聞いてみると確かに高域の質は良くなったが、高低のバランスは変わらず、その音の太さに圧倒されるままである。

そこでSPケーブルを極太から18ゲージのANSONIAというVINTAGE単線に交換。
外皮含めてクエストの10分の1の太さで情報量や切れ味は後退したが、独特のこくや温度感があり悪くない。高低のバランスも多少改善した。つまり低域がややノーマルに近づいた。

それで2~3日この状態で様子を見る事にした。
~だがしかし~やっぱ~不満は解消されなかったんだね。
~つづく~

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