3年位前にヤフオクで落として2~3か月使って、お蔵入りしていたものだが、かなり大型で場所も食うし、別電源タイプなので置き場所に困る。さらに電源部と本体のケーブルが短めで、ラックの中に本体、床に電源部というわけにいかず、使いづらいので、押し入れにいれておいたもの。そろそろ部屋もスピーカーや電線やパーツだらけで足の踏み場もなくなってきたので、当然これも真っ先にリストラの対象になった。購入時は競り合いの末、高額で落としたため期待したが、マイクロフォニックノイズと思われるシャーシのハウリングが酷く、不良品かあ~とがっかり。しかし音はしっかり出るし、たたかない限りはスピーカーからのフィードバックは起こらないので、そのまま使い続けたのだが~。

まだちゃんと鳴らせれば難あり現状品ということで出品しようと思ってた。内部配線とかもいじってたし、それで音はよくなっているんだが、~さて久しぶりにならしてみると量感たっぷりの太い音が気持ちいい。CDでも確実にピラミッドバランスでどっしりした今時珍しいオーソドックスな音。未練もあるが、中高域は繊細さよりキレの良さで表現するタイプで、やや古い表現でSPUのカートリッジみたいな感じ。

ただもう少し繊細で洗練された味付けがあればなあ~と感じ、まあタンゴのライントランスを挟んであるので仕方ない~と手放すことにした。

さて一応いろいろチェックしたのだが、フォノイコライザー内臓なので、これがきければオクでも期待できるかな?とメインのシステムに入れてチェックしてみた。カートリッジはテクニカのAT150EG~当時は普及品クラスのMMタイプ。
ちゃんと音が出るまで、端子クリーニングしたりアースをとったり数十分かかった。そして音出し~

びっくり仰天!!ナ~ンとこんな勢いのある太い音は聞いたことがない!すごい!このキレの良さと太くて深い低域、音抜けも悪くない。断然アナログの方が良い。続けざまに5枚くらい聞いてしまった。POPS系ではバスドラムの音が目の前で踏んでるようなマッシブでリアルな迫力!これはAT150の音ではない。昔持っていたSPU クラシックを聴いてる感じだ。やはり大きいだけのことはある。
しかもTUBEなのである程度しなやかさも併せ持つ。もうこれを聞いて売るのを止めた。ノイズやガリがあってもこのアナログの音を聞くためだけにこのアンプを持つことにした。

結局サンスイの名機C2301を売ることにした。

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