最近はもっぱら真空管プリを使ってる。以前はオーディオ誌なんかで評判のいい石のアンプをとっかえひっかえ使ってたが、真空管プリの耳当たりの良さは魅力的で、SN比とかはある程度距離を置けばほとんど気にならなくなり、ソリッドステートのプリは使わなくなった。たま~に自作(他人の自作)のMOSFETプリを使うこともあるが~

プリチューブの代表は12AX7=ECC83だろう。使われてる数は断トツに多いはずだ。オーディオだけじゃなくギターやベースアンプのプリ管としてもおなじみだ。それに次いで多いのが12AU7、マッキントッシュのC20を持ってるが、12AX7が多いが、2本だけフラットアンプ部分に12AU7が使われている。それだけ重要な部分なのだろう。それに比べ12AT7=ECC81はあまり使われない。まあこの辺りの理由はアンプ作りに詳しい人の領域だろう。

さて12AX7や12AU7は多くのメーカーから出ているが、自分も以前からいろんなメーカーのものを試して結局は2~3種類に落ち着いている。音楽を楽しく心地よく、美しくきかせてくれるものが残ったわけだ。テレフンケンのおそらく60年代から70年代に作られた底にダイヤマークのあるものは、解像度と透明感がずば抜けて素晴らしく、値段も高いが結局これがメインになってしまう。それですべてこれを使ってしまうと、温度感が冷たくなってしまうと、一部をばアンペレックスのBugleBoyにする。プリアンプに2個使う場合はいずれかを使い分ける。そう気分によって~またはパワーアンプのプリ部とプリアンプで使い分けることもある。トータルの質感を調整する意味で重宝する。~続く

コメント