携帯型MDプレーヤーやiPODが普及してモバイル型の音楽鑑賞が主流になりつつある。音楽以外にもノートパソコンで映画やスポーツも見られるようになり家にいなくとも好きな時間に好きなことが出来るようになる。以前は映画館にいなくても自宅で映画がみられる時代になったと喜んでいたのに。そのうち人々は自宅や自室という限られた空間を持つ必要がなくなる時代が来るかもしれない。魚のように自由に海を泳ぎまわり、鳥のように何処へでも飛んでいける。素晴らしい時代。ただ変わら(れ)ない物もある。1日は24時間で、睡眠と食事が必要でそして何より人間には感情という厄介なものがある。もっともこれがなかったら人間ではなくなる。さて長い前置きは終わりにしてヘッドフォンやイヤフォンで音楽を聞くことは私の場合ほとんどない。環境的なこともあるが空気を伝わった音を聞きたいから。イヤフォンで聞いてる人たちからみればLIVEがそれに値するのかも知れない。頭内定位は録音現場の意図とは大きく外れる。もっとも時代が変わればそういう録音方式も出てくるかもしれないが。音楽を愛する人たちのほとんどは音質自体には無頓着だと思う。音のいいイヤフォンを探してる人はあまりいないだろう。本物の低音なんて要らないのかもしれない。音楽の本質は充分伝わるのだから問題ない。これは時代の流れでオーディオの衰退は必然なのかもしれない。ただ無くなることはないだろうし好きな人は昔の名機をメンテナンスしつつ楽しめば良いだろう。大量生産ではない、モノ作りの確かな時代の名機たちは録音現場の意図まで忠実に再現してくれる。さらに製作者の音楽的センスが再生装置に充分に反映されているから、血が通った暖かい世界が再現される。やはり自分の部屋は必要かもしれない。
うちのスタジオでレコーディングするということは、あまりお金はかけたくないがそこそこの音で録りたいということなのだろう。7時間パックで2曲録るとするとMIXには2時間がいいところだろう。RECに時間が割かれるからだ。そうするとエフェクティブな処理は大抵はかけ録りにするほうが早い。勿論ギターなんかはギタリストが事前に音を作ってくるのだが、BASSやDRUMも録音する前の音作りが重要になってくる。BASSヘッド持ち込みなら納得のいくまで事前に音つくりが可能だろう。DRUMもチューニング済みのスネアやいつも使うシンバルがあればいい。こういった場合録音終了時には8割がた出来上がっている必要がある。あとは2時間で微調整と音圧を調整して完成。スタジオ側のオペレータがするのは出音に忠実に録音することだ。ロスを少なくSNを良く録れれば問題ない。スタジオに入る前に良い準備をするにはどうすればいいのだろう。お勧めは宅録とリハ(スタジオ)に時間をかけることだろう。レコーディング当日が本番という意識。宅録でアレンジのアイディアをじっくり試しリハで実践、練習その繰り返しが効果的だ。勿論録音当日スタジオに入る前には曲は完成されていなければならない。当たり前のことだがこれが出来てないBANDが意外とある。DRUMをとり終えた後に小節数が合わなくなってきたりする事があるのだ。いい作品と万全の準備がスタジオ録音をスムーズにし、納得のいくレコーディングを可能にする。
ELO の最高峰 OUT OF THE BLUE
B級BANDといえばELOを外せない。というより代表格といっていいだろう。その数あるアルバムの最高峰がOutOfTheBlue、1977年頃のアルバムだ。アナログ発売当時は2枚組だった。CDでは1枚モノで発売された。これは正解だ。サージェントペパーズ風のコンセプトアルバムになっているからだ。ジャケットは巨大な宇宙船のイラスト。ROCKアルバムと宇宙船は相性が良いのかBOSTON等、他のアーチストのものでも宇宙船をあしらったものが結構ある。このアルバム何が凄いかと言えば、その重厚長大さにある。MOOG,Odyssey,ARP2600〜等々数々のアナログシンセと本物のSTRINGS,VIOLIN、CELLO等、音の隙間が見当たらないほど重厚に音が重ねられそれに多重コーラス、正に現代のPOPオペラと言うべき様相。しかしスペクターサウンドのようにバックがエコーでぼけることもなく音的にも聞き心地のいいアルバムになっている。当時ミュンヘンサウンドっていうのも流行っていたが録音はミュンヘン。音楽的にはジェフリンのバックグラウンドが次々と出てくる。ディランに始まりレノンマッカートニー、バリーギブ、Bウイルソン〜ROCK、POPの巨匠たちの香りが随所に織り込まれて70年代POPMUSICの集大成を聞く感じだ。ただこの辺りの重厚長大さは(クラシックに始まる)白人音楽独特のもので単旋律民族の日本人には受け入れがたい所も事実としてあるだろう。今の世代はどうなんだろう。クリエーターよりエンターテーナーの時代だから難しいかも。ジェフリン(ELO)の最新アルバム(数年前のもの)を聞くと、渋く落ち着いたいぶし銀の世界がある。しかしあの頃の輝きや勢いは消えうせた。今の音楽界にこのようなモノ(傑作)が2度と出ることはないだろう。
最近TVでよく耳にするホンダ車のCM,MAGIC。最初はアレンジがかなり違うので気づかなかったが昔好きだったPILOTの大ヒット曲だ。他にジグソーや10ccや懐かしい曲がCMによみがえっている。おそらくCMのプロデューサーたちにとっても懐かしい曲だったのだろう。あれを使おうとか。若い人がこういう大昔のB級POPの音源を聞いているとは思えないからね。ところで大ヒットして時を越えて使われても、なぜB級と言われるのだろう。まあそれに対するA級POPということばは余り聞かないが。思うに親しみやすさはある意味格調の高さとは相反するものがあるからかもしれない。BEATLESは中期から後期にかけて驚異的な成長を遂げて特A級のBANDになったが初期はB級的要素が多い。このPILOTのプロデューサーはたしかアランパーソンだったはずだ。彼が録音、MIXしたピンクフロイドはB級とは言えない。単に商業的成功が呼び名の目安になっているのかも知れないが。そうなるとELOはどうだろう。音楽的にはBだが商業的にはAになるのかな。音楽的にBというのはレベルが下がるという意味ではない。キャラクターの問題だ。ところでこの曲MAGICはすばらしいメロディラインを持っている。昔FEN(在日米軍向けAM放送)を聞いていて当時のヒット曲のなかでこれがかかった時、凄い新鮮で光り輝いてた記憶がある。早速アルバムを買って聞くとポールマッカートニー風メロの親しみやすさとシンセのアレンジ等に新しさがあり斬新でPOPなすっきりしたセンスの良さにさすがアビーロードのスタジオミュージシャンだなって感心した。彼らはのちにAPP(アランパーソンズプロジェクト)を結成することになり商業的にも成功する。残念ながら作曲者デヴィッドペイトンの曲は影を潜めるが。PILOTのアルバム、Beatles(Paul)の好きな人は聞くべきかも知れない。

完全プロ志向

2005年9月20日 音楽
昔、古いサンレコを読み返してたら質問コーナーに「完全プロ志向という言葉を見かけますがその方たちは皆プロになっているのでしょうか」というのがありました。思わず笑ってしまいました。実に的を得たいい質問だと思います。しかも意外とこんな質問は思いつかないものです。しかも雑誌が割りとマニアックなサンレコだったのもいいです。ここで回答者がどんな回答をしたのかは憶えていません。ありきたりの答えだったのでしょう。さてバンドをやってる方や各音楽スクール等に通ってる方たちの中にはプロを目指してる人たちもいるのかもしれません。まあプロといってもピンキリだと思いますが。プロ志向の方はとりあえず技術的なものは自信があるしまわりも認めてるということだと思います。才能があって意欲があって情熱があるひとはその方向に進むべきかと思います。あとは実際自分の進むべきジャンルのプロの方にあって収入やライフスタイルをリサーチすることが重要でしょう。実際あえなくても周りのスタッフの方に話を聞くくらいはできるでしょう。ほんとはこれが一番大切なような気がします。その生活スタイル(どうしても犠牲になることがあります)が自分に合わないのでは、ただ苦しいだけですよね。かといって初めから自分のスタイルを押し通せるほど甘くはないはずです。好きなことを仕事にするのは必ずしも幸せに結びつくとは限りません。ホリエモンがいいことを言ってます。得意分野で稼いでその金で好きなことをやればいいって。得意分野とは好きな分野とは違います。他人に圧倒的に差をつけて金を稼げる分野ということでしょう。
セルフ録音のレンタル用マイクのDRUM TOP用にRODE社のNT5を購入した。ペンシル型のコンデンサーペアMICだ。スタジオが暇だったので早速試し録音。最初は好きなCDをかけてMIXROOMのモニターSPの前約1.2mでステレオ録音。過去に同じ方法でいろんなMICを試しているので、キャラクターの違いがよくわかる。NT5は形に似合わずフラットで堂々とした音を収録するようだ。TOPMICとしてよりも1POINT録音のステレオMIC的な使用が適しているように思える。かなり低い音まで拾えるのでモバイル的な使用に便利だ。SONYやPRIMOなどのバックエレクトリック型に比べ遥かに本格的な録音が期待できる。付属のウレタンカバーを取り付ければVOCAL用でもいける。試しに2本をアコギとVO用にセッティングして録ってみた。期待通りコンデンサーMICらしい感度のよさで細かい音まで良く拾いアコギはダイアフラムの大きなものにひけをとらぬ気持ちいい音だった。セッティングが楽なので気楽に録音にとりかかれるのも良い。久しぶりに楽しい時間を過ごすことができた。DRUMのTOPMICとしても充分だと思うが、PADやLOWCUTがついてないのでマイクプリ側で対応できると良い。コンデンサーなのでファンタムが必要なのは勿論だが今時のMTRにはみな付いているだろう。他のMICとの比較ではやや固めのSOLIDな印象で都会的で洗練されたデザインとマッチしたもの。TOP用としては勿論SM57などよりずっと高性能といえる。
ジグソーというバンド、ご存知だろうか。SKY HIGHという大ヒット曲があったから知ってる方もいるかもしれない。ジグソーといってものこぎりみたいなきりきりした金切り声をあげるバンドではなく実にマイルドで優しく、POPで切ない愛すべき音をもったバンドなんです。昔来日公演を見に行ったバンドでもあり、久しぶりに家のレコード棚からひっぱりだして聞いてみた。1974発売の2枚のアルバム。ジャケットの写真も素晴らしい。こういったB級POPバンドは時代と共に消えていく運命にあるのだろうが、そのせつないメロディセンスは音楽特にPOPMUSICの王道をいくものだ。コリンブランストーンを思わせるような声質がまたいい。SKY HIGHがHITしてジグソーイコールスカイハイのイメージになってしまいがちだがそれは勿体無い。かなりメロディセンスのいいソングライターチームでリスナーの心をつかむつぼを心得ている。アバとかビージーズとかと同等といっても差し支えない実力のあるバンドである。ドイツのBASFレーベルから出ているがイギリスのグループだ。BASFはカセットテープなんかを売っていたメーカーで面白いのはジグソーの音質がBASFの音になっている点である。かなりドンシャリで高域にスパイスが効いてる。ちょっと安っぽい音だがそういえば初期のカーペンターズもこんな音だった。アレンジもホーンセクションやギターの16BEATのカッティング等、メロディセンスに負けずいい味を出している。ほんとに時代に埋もれてしまうには惜しいバンドなのでBEST盤が出ているなら是非いまどきの人にも聞いてもらいたいB級POPの一押しです。
うだるような暑さのなかで冷たい水を飲んだり扇風機に当たったり、そんな単純に気持ちをリフレッシュさせてくれる音楽がある。例えば元気になりたい時はその手の音楽を聞けばよい。まあ前向きのPOPMUSICも良いかもしれないが、だいたいすぐ終わってしまうし充実感がない。しかも何回も聞くに堪えうる深みがない。そこで元気の出るクラシックがいい。今単純に第一選択肢はワーグナーかな。最強奏の部分で部屋を揺るがすような音で聞ければ最高だ。そこそこの音量でもオケがSPの奥に広がりホールの中にいるようで雰囲気はいい。ワーグナー、ブルックナー、マーラー(ついでにリヒャルトシュトラウスも)は音響派の代表であろう。オケも大規模だ。同じ大音量でもデジタルや電気楽器ではないからか、聞いていて気持ちがいい。うるさくないのである。ただマーラーはあまり好きではないしワーグナーも最近好むようになった。作風はかなり違うが響きは共通項も多い。音楽的にどうこう言えるほど見識はないので主題がどうのこうの再現部がどうの〜と分析したりはしない。ただ聞いて気持ちよければいいではないか、というレベルである。でも聞けば聞くほどよく出来ていると思う。スペクタクル音楽の最高峰でありモーツアルトなどの純音楽の味わい深さとは対極をなすのかも知れないがどちらも凄いと思う。これをPOPMUSICで再現しようとしたのがフィルスペクターサウンドだ。彼は毎夜、部屋を暗くして大音量でワーグナーをならしながら指揮棒をふっていたという逸話がある。ワーグナーは音楽のみならず楽劇という分野の創始者でパトロンにそれを再現する劇場を作らせたりかなりの数の愛人をつくったり、中身の濃い人生を送った尊敬すべき人間だったようだ。
スタジオはビルテナントの1階部分にあり上がマンションになっているため管理代行みたいなことも引き受けてる。確か昨年末あたりからNTTの職員がきてマンションタイプ光ケーブルをいれないか、と持ちかけられてた。最初は条件が多少あったがマンション側の負担はほぼゼロ、それならどうぞやって下さいとこちらも乗り気だった。はじめは住民の希望者がいなかったのだが春ころになって何件か申し込みがありNTTは設置に向かって準備中というところだった。その後数件問い合わせがあり、夏になってもNTTから工事の連絡もなかったので問い合わせたら遅れてるということだった。工事完了したのが8月31日である。つくばはADSLも遅かった気がする。私はYAHOOBBに加入しているが、どうもすぐ途切れてしまう。この辺りは局から遠いので仕方がないらしい。ISDNと大して違わない。しかし途切れるのは論外だ。光ならそんなこともないだろうと、光に変えようと思っていた。しかし結構高い。しかもよく考えると途切れる原因は無線LANのアダプアターらしい。接触が不安定なのだ。デジックスに問い合わせると54Mあたりで2万〜とか、そんな高いのか?と思って、オークションをみると6〜8千円で出ているではないか。果たして使えるのか?使えると半年で元がとれるし光になっても54Mなら十分な速度なので使える。それで購入した。実際手順は凄く簡単であっという間に繋がった。あとは毎月1000円の無線LANを解約して完了。インターネットなら実際これで充分なのである。光は当分必要ない。以前YAHOOBBに問い合わせた時の窓口の電話は30分くらい待たされて、いざ解約の言葉がでると他社のシステムとは相性があり繋がらない場合もあるとか、設定は複雑だとか、サポートはしませんとか、否定的な言葉を次から次と浴びせられ多少不安になったが、実際は呆気に取られるくらい簡単に接続でき前よりずっと快適に使えたのである。
9月から5周年記念に代わる企画物を何か考えなくてはいけない。最近マルチトラッカーを持ち込んでのセルフレコーディングが流行っている。ドラムのマルチ録音なんて結構楽しいだろう。デジタルMTRも価格が大分安くなって最近では8tr同時録音可能なものが激安で発売されている。バンドで一つ持っていれば何かと便利で重宝する。レコーディングも自分たちでやればとことん時間をかけても格安ですむし何と言っても楽しい。店側の人間からみてもそう思う。バンドマンに限らず音楽好きならみんなちゃんと録音してみたいと思うだろう。そこで専用マイクのレンタルを考えた。ドラム用のマイクキットは格安でいろんなメーカーから出ている。しかしそういうマイクを使うのなら録音の楽しみも半減する。音がそれなり以下だからだ。できるならプロが使うものと同等のものを用意したい。バスドラ用はうちでREC用にいつもつかってるATM25で不足はないだろう。タム〜スネア用はオーデックスD2とシュアSM57を使えばよい。問題はトップ用又は金物用のマイクである。SM57でも使えるがトップ用としては距離がとれないのでどうか?ただコンデンサーマイクとなると扱いがデリケートで丈夫ではないためトラブルがおきそう。ファンタム電源は大抵ついてるだろうが扱いには慎重であるべきだ。お手頃価格のべリンガーB5あたりか?スペック的には問題ないがプロ用レベルではない。あとよく言われることだが、ケーブルの問題がある。スタジオではバランス伝送のキャノン〜キャノンのケーブルしかない。MTRによっては使えない場合も出てくる。新たにキャノン〜フォーンをそろえることになる。しかもフォーンはアンバランスのものとバランスのTRSフォーンがあり合わないとノイズが発生するのでややこしい。スタンドも買い増す必要がある。結構準備に時間がかかるが是非やってみたい企画ではある。

ついてない日

2005年8月31日 日常
この前の日曜はバイトの来るのが遅かったため、夜帰ることになった。いつもの道を帰ろうとすると突然閉鎖されていて、矢印が書いてある。仕方なくその指示に従って道を何回も迂回して行った。つくばエクスプレスが開通して新しく道路網が整備されたためだ。夜間見かけない道を走るのは結構不安になる。正しく向かってるのだろうか?15分後くらいだろうか。やっと知ってる道に入れた。一安心していつものコンビニによって夕食を買う。ここで財布を出す時スタジオの鍵をもってきてしまったのに気づいた。これではアルバイトが店を閉めることはできない。がっかり。気を取り直して、戻ることにした。しかし同じ道はできれば通りたくない。なれた道を通ることにした。こちらも結構様子が変わっていた。鍵を届けて、やっと家にたどり着いたのが90分後である。いつもは30分で帰れるところが3倍の時間がかかってしまった。夜のつくば近辺は田んぼと森しかないから何処走っているのかよくわからない。疲れた。しばらく横になってうとうとした後、風呂に入った。ゆっくりできるひと時だ。体を洗って湯ぶねにつかろうとしたら思いっきり転んで背中をうった。しばらく息が出来なかったが特に痛みもなく風呂から上がった。ベッドに横になって今日はつくづくついてない日だったなあ〜とため息をついた。翌日、二日目と痛みは増してきた。鼻をかんだだけでも背骨がいたい。ちなみに風呂場で転ぶのは2回目だ。一回目は尾てい骨を強打した。一週間くらいは痛みが続いた。もし3回目があるとすると今度は順番からいって後頭部。これは危険なのでおりを見てタイルを洗っておくことにしよう。

食時の時間

2005年8月25日 日常
夏は総じて食欲が減退する。老化した頭をつかったり下手な曲を書いたり熱中して時間を過ごすと腹が凄くへった感じになり食欲旺盛になる。しかし夏はそんなやる気も失せる。食ってないからやる気が出ないのか、何もやらないから食う気がおきないのか、どちらも正解だろう。食欲があるときはどんなまずいものでもある程度は食べられる。しかしやる気がおきない気だるい夏はまずい(嫌いな)ものは見るのもいやだし食事が苦痛にさえなる。契約してるお弁当屋さんの弁当も飽きてくるし、半分以上残してしまうことも多くなる。いずれ腹はへるので特に問題ないが仕事や日常に少なからず影響を与えてることは確かだろう。疲れた顔してるとよく言われる。ちなみに疲れた顔してるといい事は何もない。まわりも暗くなる。たまに外に出て外食すればいいのだが、それさえ億劫になるのだから救いようがない。ところでお弁当屋の弁当も時々、腐ってるものがよくある。味でわかるのだ。野菜モノに多いが口に入れてそれらしきものがプーンと鼻腔にぬけると、吐き出すことにしている。飲み込んで、酷い下痢を長時間するのは御免だからだ。たまにそういうことが年5〜6回はある。お茶を多めに飲んだりヨーグルトを欠かさず食べているので多少は救われていると思う。前の前の弁当屋のおばさんが言ってたのだが、年に3〜4回は集団食中毒を起こし保健所から営業停止をくらってたそうだ。こうなると自分の身は自分で守るしかない。感覚を鋭敏にしておく必要がある。神経質なのとは違う。自分の感覚が冴えてくると古いものでも食えるもの、新しいものでも危険なものが区別できるようになる。賞味期限は目安にしかならない。だからスーパーでは1日遅れの半額商品を良く買う。新しいのを高く買っても結局すぐ食わないから一緒なのだ。さてそろそろ食事の時間だ。10日前のうなぎの蒲焼があるが食えるだろうか?試してみよう。
高校野球は駒大苫小牧高校の2年連続優勝で幕を閉じた。その後暴力事件が表ざたになり報告が遅いとか、被害者側と学校側で言い分が違うとか数十年ぶりと言われる偉業に水をさされた格好だ。そもそもこの程度の暴力沙汰では誰も驚かないだろう。大会前に出場停止になった高校もある。言わば日常茶飯事の出来事だ。しかし爽やかな感動を与えた優勝校の事件だからこれだけ大きく騒がれる。高校野球、夏の甲子園に私たちはどんなイメージを持っているのだろう。NHKが信じられないくらいの時間と費用を割き(受信料で賄われる)郷土意識と結びつけておよそ現代の高校生像とはかけ離れた素直で一途な選手たちをクローズアップさせる。選手だけではなく応援団もそれを熱く見守る大人たちも?でも現実はあまりにギャップが大きい。それを分かって高校野球という一つのドラマを演じるそれを見るという行為に一時したっているのかも知れない。夏の花火のように。この一代イベントのために地元では沢山の金が動く。高野連というのはサッカーでいうFIFAよりも権威をちらつかせるのが得意らしい。あくまで清く正しくなければ厳罰に処す。そういえばあのダルビッシュはタバコ一本で悪がきのイメージがしみついてしまった。これで松坂には実力で追いついても人気では追いつけまい。〜今年も台風や地震が多い。これだけ多いとあきらめの境地かそれほど深刻に考えてる人は多くないように見える。地震がありそうだから家を引っ越したという話も聞かないし。もっとも何処へ引っ越しても日本中地震だらけだからしょうがない。きた時はきた時ということだろうか。ひとりで立ち向かわなくてはならない病気などに比べ、みんな一緒という安心感があるのかも知れない。ところで政府というか専門家はかなり正確に予知していると思う。しかし一般にはもれてこない。パニックになるからと。そういう情報は国民は知らされないうちに被害を被るのである。知らせないのは罪にならず、知らせるのは迷惑がられるか酷い場合は罪にさえなってしまう。それが日本の現実だ。〜アメリカの牛肉が秋にも解禁になるらしい。スーパーに出回る時にはアメリカ産と明示して欲しいものだ。アメリカでは白人が狂牛病にならない限り関係ないのである。日本が将来にわたって独立した国家でいられるかなんてわからないけど、中国だけには支配されたくないなあ〜と思う。まだアメリカの植民地?のほうがましだろう。
ツタヤ系列のCD,VIDEO販売店がつぶれて何ができるのかな〜と思ってたらコンビニ、これは助かる。コンビニが左側にある道を選んで帰っていたが、これから好きな道順で帰れる。〜夜中にNHKでアウシュビッツ関連のドキュメンタリーを連日放送してた。BBC制作かなと思って見てたが2005年ドイツ〜。日本でいうA級戦犯の戦後処理、アルゼンチンにまで逃亡、10年以上身を隠していた戦犯がみつかり裁判にかけられ処刑される。戦後60年ということでNHKは核被爆国日本、東京大空襲〜と連日連夜放送していたが、南京大虐殺、731部隊等加害国日本の侵略戦争の側面ついてはあまりふれられていなかったように思える。討論番組は結構あったので見逃していただけかも知れないが。言いたい放題の中国、韓国の言い分を検証する番組があっても良かったのではないか。当時関わった人たちにはつらい思い出だろうが今客観的にみて真実はどうなのか、若い人たちが知っている必要はあろう。〜つくばエクスプレスが開通するらしい。それに伴い道路も整備され街も開発されるらしい。商店街、繁華街ができて、人口が増え、賑やかな街になるのだろうか?できれば今の静かな街のままがいいと思うのだが。
スタジオで壊れたものは修理できるものは修理に出す。但し中古で完動品を買うのと大差なければ中古品を買う場合もある。最近は修理より安い中古品が多く出回っている。すぐ壊れる可能性もあるが、中古品で保障がきくものも多い。ショップによってまちまちだが6ヶ月保障が多いような気がする。修理品は同一箇所3ヶ月保障が一般的だから中古品の6ヶ月保障は良心的に感じるし安心感がある。修理料金には部品代、技術料、点検料等があり意外と割高に感じる。見積もりを要求して修理しない場合は見積もり料をとられる場合もある。国内製品の場合は割と常識的な価格で納まるが、問題は海外製品である。楽器や趣味の製品は海外製も多いだろう。以前海外製ベースアンプヘッドを修理に出したことがある。コントローラーのつまみの一個が割れてしまった。高くとも部品代は数百円だろう。点検技術料を含めても1万円はかからないと思って近くの楽器屋さんに持っていかせた。つまみ一個なので見積もりもとらなかった。数週間して修理完了の連絡があり金額を聞いて驚いた。なんと3万円以上要求されたのである。明細を要求すると代理店との約束で明細は出せないと断られたそうだ。保障期限切れなのでこのくらいはかかるとの説明だったらしい。この楽器屋さんはつくばでは人気のある楽器屋だしぼったくるようなお店じゃないだろう。しかしこの説明は良心的ではない。問題は代理店のH楽器である。この金額の明細を出す義務はあるのではないか。簡単な修理伝票には他の部分の点検修理も含まれていた。頼んでもいない部分を勝手に修理して高額な修理代金を請求するのはよくあるパターンなのか。ユーザーより業者同士の横つながりを重視する日本の風習かもしれない。これは医者と患者の関係とよく似ている。割と責任ある信頼できる人に聞いても、代理店、販売店を擁護するような発言をする。もっともユーザー側とは言えない人なので仕方がないと思うが。ユーザーは店頭で格安の商品を手に入れても壊れた時には捨てるか修理するしかない。修理する時、直接代理店に送ろうとすると販売店を通してくれと言われる。そのために日数もかかり修理価格の明細が曖昧になる。トータルで考えると業界は安売りしても儲かる図式になっているのである。ここにもある種、談合といえるものが見え隠れする。複雑化するプロセスには不正請求を不正じゃないように見せかけるトリックが存在し易い体質があると思われる。シンプルイズベストである。
先日、スタジオのボーカルマイクSM58の修理を頼んだ。グリルが交換できないほどきつく締められていたため、それを外す作業と、心無いお客さんに内部のスポンジを剥ぎ取られたもの、外せないグリルを無理やりちぎりとられたもの、合計4本である。グリルやスポンジをはずしたりすることでいい音になると思ってる勘違いボーカリストがいるのかもしれないが器物損壊でりっぱな犯罪である。試すなら自分のでやって欲しい。SM58はどこのスタジオにもある定番マイクで高価なものではないと思われるかも知れないが、大量生産によるコスト削減で実売1万円台を達成した名機である。5万円クラスのコンデンサーマイク等では到底太刀打ちできない音質を誇っている。音色の品格が他を圧倒する。ボーカルマイクとしてのバランスも申し分ない。ジャズ系の女性ボーカルから男性ボーカル全般まで守備範囲も広い。プロのレコーディングでも使われるが、柔らかさや細かい情報量が必要な女性ボーカル等ではコンデンサーマイクが使われることが多い。しかし58がそれらに使えないわけではない。コンデンサーマイク=高級でいい音という迷信が若い宅録派に浸透してるのもあるかもしれない。皮肉にも自宅録音では圧倒的に58が有利になる。まわりの騒音を拾いにくいからだ。ボーカルの音像をきりっとたてて、まわりから浮きだたせるような音が割りと簡単に出来てしまう。ところでグリル内のスポンジをとるとどうなるか?中低域がかなり減り音は細く貧弱になる。これを歯切れがよいとして使うのなら安いカラオケ用のマイクを使ったほうが良い。名機はへたにいじるものではないのである。

地元の夏祭り

2005年8月16日 日常
やっと家に帰れた。電話もない、パソコンもない、メールもない落ち着けるひとときだ。もっともそのうち飽きてくるのだが。疲れていたせいか横になるとうつらうつら、太鼓の音で気がつくと夏祭りか。近くの公園からメガホンの声や○○音頭が盛大に流れてくると盆踊りが始まる。毎年のことだが行ったことはない。なぜか尺八の音は遠くまで聞こえる。明日が月曜のせいか12時過ぎると、パタッと静かになってしまった。みんなお行儀がいい。祭りのあとは寂しいものだ。朝までずっとやってればいいのに。祭りとはそんなものだろう。花火大会は終わってしまったのだろうか?2階の部屋からはよく見える。そういえばここ4年くらい見てない。日曜しかここにいられないから当然だ。人生を忙しくあっという間に過ごすのとのんびりと季節を感じながら過ごすのとどちらがいいか?人それぞれだろう。ターニングポイントを見極めて後悔のない人生を送りたいものだ。
最近よく聞くアルバム
大瀧詠一はその後のロングヴァケーション(1982)よりハッピーエンドに近い。1971録音、当時日本の一番新しい音(音楽)と評判だった。今きくとウルフルズみたいな曲もあり親しみやすく、音質も良い。(8)ブライアンウイルソンは3枚、88年(9)95(5)2004年各発売(6)。多重コーラスが美しく宅録の延長のような究極のPOPアルバム。95年のものはリメイクBESTでBEACHBOYS時代からの美しい曲が並ぶ。アンマレー(2)はジャズのスタンダードナンバーのPOPS的なカバーで音質がよく親しみやすい。ブラジルものはヴィラロボス(4)サラボーン(1)チャリーバード(3)時代は違うが、どれも根底に共通するものが感じられ興味深い。それに叙情的なロシア民謡集(7)等。注)左上から1〜3、中段4〜6、下段7〜9

8/6〜9

2005年8月10日 日常
ニュースでは郵政の話題で持ちきりだが、NHKでは深夜、原爆関係の特集を毎夜流していた。毎年のことだが今年はじっくり見てみた。新しい研究、統計等うわずみされてその残酷さはさらに深いものとなりつつある。原爆は60年を経た今でも被爆者の中で今も爆発を続けているという言葉はいかにも重い。原爆の海外の反応の甘さは日本のアジアに対する歴史認識の軽薄さと深く関係してるというような言葉もあった。NHKBSの予告でビートルズソロ特集とあった。3回にわけてソロ特集を放映する。4人なのに?リンゴとジョージは二人で一回分といういかにもNHKらしい企画だ。70年代のポールが見られるのなら見てみたい。最近のポールはクリエータとしてブライアンにかなり差をつけられてしまった感がある。サッカーの東アジア〜大会で日本男子は韓国に勝ちかろうじて最下位を免れた。1軍半の選手で戦ってこの結果は上等だろうと思ったが、敵はさらに格落ち?メンバーだった。それはともかく日本に負け最下位の韓国は国内での強烈なブーイングを覚悟しなければならない。今年は特に暑い気がする。熱中症は水を飲んでも駄目だそうだ。塩分の入ったスポーツドリンクが外にいる人には欠かせない。中でエアコンをビンビンに効かせていても体にいいことはない。夏は有害な季節ということだ。井上揚水のセンチメンタルは今年はまだ聞いてないので近々聞いてみたい。

昼寝に高原の朝

2005年8月5日 日常
サッカーブンデスリーグのタカハラの朝じゃないんです。念のため。最近暑いですね。夏真っ盛り。エアコンをかなり効かせた部屋で一日中いると外へ出た時その温度差にたまげます。人は暑いだけで機嫌が悪くなりストレスもたまり仕事の能率も下がって、いい事は何もありません。28度推奨なんて言ってますが、25度が限度でしょう。それ以上になるとエネルギーコスト削減より生産効率が悪くなり大きな損失になるんじゃないでしょうか。まあ私が世の中のことあれこれ考えても何も始まらないので、昼寝でもしましょう。
高原の朝はCBSソニーから84年に発売になった環境音楽のCDです。森の中の様子が1ポイント(恐らく)のステレオマイクで素直に録ってあり、リアルで目を瞑ればその中にいるように感じられます。鳥の声や風の音、雨音等自然音が心安らかにしてくれます。アルファ波の効果かも知れません。いつかはCDではなくこんな音でめざめられる別荘にすんでみたいなあ、と夢見る今日この頃です。

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