個人のこだわり
2006年5月11日趣味で曲作りをやっているが、どちらかといえば流行物には興味がない。だから未だに60Sや70Sの雰囲気を作品に追い求めたくなる。BANDもつらいので打ち込みでその辺の事をやろうとすると結構壁にぶちあたる。今の音源はタイトでSN比がよくリアルでクリアー。70Sあたりの曲調をそんな音源でやると、平べったく奥行きがなく目の前にハイファイな楽器音が出現して、それはそれでいいのだけれども、情感的には求めるものとは異質のものとなる。リバーブや距離感をつけるエフェクターを通しても、昔の雰囲気は出にくい。まあもともと方法論からして全く違うわけだから仕方が無い部分も多いが、ここであきらめては進歩がない。そこで高額なVINTAGE機材やワイアーに目が行く。もっともこれで解決するほど甘くはない。ところで2006年現在CD市場にはその手の音楽が結構ある。60s〜70Sのフレーバーを再現しているPOPMUSICである。だがコンセプトはあきらかに違う。視点が今の視点でみているものが多い。そしてアルバムの全曲でやってるわけではない。でもそんな音楽を聞いてると趣味性が感じられ嬉しくなる。ハードルを高くせずに気楽に好きな音楽を楽しむにはいい時代だと思う。バンドスタイルの音楽を打ち込みで再現するのも、悪くないと思う。バンドマンはそんなものに価値はないと思うかもしれないが。スタイルは違っても音楽は個人のハートに響くものだから。
超金食い虫のEPSONプリンター
2006年5月4日 日常EPSONの複合機を買った。写真や自作CDRのレーベル印刷に役立ってくれるだろうと期待して。しかしこれがなかなかの曲者だった。というより、お金持ち専用の玩具という感じで、買わなきゃよかった。まあ事務的なプリンターとして使うにのなら問題ないだろうが。6本のインクカートリッジはあっという間に無くなる。しかも容量3分の1残して印刷不可となる。このカートリッジ実勢価格が6000円くらいか?私は2Lサイズの写真を2枚印刷したら、縦の線が入ったので、取り説に従ってノズルチェックとヘッドクリーニングを正常になるまで数回繰り返した。いざプリントしようとするとインクカートリッジを交換しろというアラートが出る。サイトの掲示板なんかで調べると、ヘッドクリーニングは極端にインクを使うらしい。しかしノイズが入るのだからやらないわけにはいかない。複合機は便利で店頭価格も手頃だ。しかし普通に使うとその数倍の維持費がかかるということだ。空のカートリッジ(3分の1のインクが入った)はエプソンが回収するという。世の中のためにリサイクルします。エプソンのやってることってもしかしたら詐○じゃないの?そういえばアメリカでその事で訴訟がおきたらしい。日本のユーザーはみんな御人好し。メーカーはあの手この手で儲けまくってる。替えインクの件は裏技がいくつかあるらしい。
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先日、TVで市民オーケストラがベートーベンの第9を演奏するというドキュメンタリーをやっていた。指導者(指揮者)はおそらく70歳はこえてると思われるおばあさんだったが、日本のクラシック業界では有名な指導者の方だそうだ。とても年齢には見えず若々しくエネルギッシュな指導で素人同然の団員を短期間にまとめあげていく。そしてその過程は感動ものだ。音楽が一つにまとまらず、ばらばらに響いていることに業を煮やした指揮者は譜面を見る事を禁ずる。初めは演奏することを止めてしまう団員もいたが、練習を続けていくと格段に響きがまとまってくる。最年少の小学6年生のバイオリン奏者の女の子は自発的に自分のパート譜のみでなく全てのパート譜を親にかってもらう。他人がどう演奏するのか知る事によって自分の役割を確認する。本番で初めて合唱を入れて演奏された公演は大成功だった。あるリンゴの産地の高校で、音楽顧問の先生は大のJAZZファンだ。自分の7500枚のCDの中から生徒たちが演奏するに相応しい2曲を選んだ。こちらもコンクールに向けた猛練習が放課後、授業開始前の早朝に行われる。先生が選んだのは決して易しい曲ではない。果たして演奏できるのだろうか?生徒たちが苦難を乗り越え無事にコンクールを終えるまでの道のりを感動的に描いている。二つのドキュメンタリーを見て感じたのは、この年代、子供から大人にかけての年代の習得力や創造力、集中力のもの凄さだ。そしてそれを支えるのは優秀な指導者の存在。この大切な時期にどれくらい適切な指導を受けたかは、その人のその後の人生に途方も無くおおきな影響を与えるといえる。そういえばスポーツでも音楽でも一流の人間には必ず優秀な恩師といえる人がいるようだ。
最近は携帯電話がパソコンの代わりを果たしてる事も多そうだ。インターネットとメールだけなら、これからはそれで充分だろう。一方ノートパソコンも年々モバイル型が進化して軽くなり便利さも増しているが、携帯電話がパソコンにとってかわる日も近そうだ。パソコンでソフトを初めて使うときはID,パスワードを入力しなくてはならない。ソフト以外にもパソコン上で買い物や決済をする時や店の品物をみるときもIDやパスワードは必須だ。しかしその数が多くなると管理は厄介になる。気軽にサイトに入ろうとしてID,パスワードを求められ忘れてしまって入れない事も多々ある。しかもそれらは簡単に見られてしまう可能性もあるため定期的に変えなければならない。セキュリティの問題が不便さをさらに増長しているのは皮肉な結果だ。こういうのを管理するソフトもありそうだが、それにもIDパスワードが必要になると笑い話にもなる。ネットにつないでないパソコンで管理すればいいのだが、いちいち面倒だ。最近は指紋認証が出てきたが、これが決定版になるか?たとえ何が出てきても相反する不便さは消えてなくならないように思える。
クラシックギターの録音
2006年4月18日 お仕事昨日は、昼間、クラシックギターの録音の仕事が入った。こういう生楽器の場合はマイクやマイクセッティングが仕上がりに大きく影響を与える。演奏者は大学生で2時間の枠の中で本人の納得のいくテイクが録れるまでということで進めていった。5〜6テイク録ったところでは首をかしげていたが、10テイクをこえたあたりから徐々に乗ってきたようで、13テイク以降は納得のテイクが録れたようだ。結局18テイク録って17テイク目がOKテイクとなり、音量を合わせてCDに焼き終了となった。録音時に軽いコンプとイコライザーをかけ録りしているので、その後は特にエフェクト処理は行わず、スムーズに時間内で終了することができた。使ったマイクは2本のキャラの違うコンデンサーマイクで、ステレオ録音の配置と音質への配慮を兼ねてセッティングした。モニターからの音は充分に満足のいくもので、その繊細で柔らかな音はマイクの優秀性が発揮されたものだった。面白いのは、このセッティングでは波形は逆相になっており片CHインバートすると見事に音が変る。その違いも演奏者に確認してもらい結局インバート後の正相のテイクを採用となった。無難な選択と思う。やはり生楽器の録音は楽しい。
バンドは人生の縮図?
2006年4月13日 音楽4月は日本全体が何かを始める(始まる)時期、新学期、新生活、桜色のスタートは気分が引き締まる。仕事とは別に友達増やしたい、何か人生の楽しみ増やしたい、と思って音楽好きなら近くの楽器屋さんで楽器を買って新しく出会う人とバンドを組むケースも多いだろう。最近は楽器をさわったことも無い人がいきなりバンドを組むというのも結構あるようだ。その軽いノリはある意味前向きでいいと思う。但しその後はいろんな試練が待ち受けている。経験者ならわかると思うが、バンドを続けることは非常に難しいことのようだ。その主たるものが人間関係、4人集まれば4通りの人生があるわけで、バンド活動に対する考え方や思惑がそれぞれ違ってくる。技術的な個人差の問題もある。勿論年配の場合は時間的、体力的なこともある。そのうち誰かやめて新しく募集してもうまくいかず解散ということも多い。いきなりネガティブなことを書いてしまったが、それでもバンドっていいもんだ!と言える。私自身は昔、短い期間しか経験はないが、みんなで音をだして演奏する楽しみは一人では絶対味わえない快感がある。キャラもグルーブも違うからこそ、合った時の感動があるのではないか。人間はシーケンサーではない。相手のズレに合わせたりまとめたり、その作業はまるで人生そのもののようだ。ネットや携帯電話、便利な時代に生きてみんな楽な方向に進みがちだが何をやるにしても他人との接触は避けて通れない。若くて体力のある時代に、音楽生活の中では一番苦労とやりがいのあるバンド活動は音楽に興味のある人は是非一度は体験したいものだ。
VINTAGEな音って?
2006年4月8日PSE法が施行されて、VINTAGE楽器はどうなるの?とかVINTAGE製品は除くとか〜年以前がVINTAGEと見なすとか、VINTAGEという言葉が最近よく話題になる。まあ昔からよく聞く言葉ではある。ギタリストならVINTAGE GUITARに憧れている人も多いだろう。さて辞書にのっているVINTAGEの意味は別にして、音楽業界やオーディオの世界でいわれるVINTAGE TONEとはいったいどんな音なのだろう?自分なりのイメージはもっているが、昔と今とではかなり違う。昔はVINTAGEな音といえば真空管に代表されるような甘く熟成された音、まったりした音。ナロウレンジだが味わい深い音等、しかし今の私の認識はどちらかと言えば辛口のイメージがある。解像度が高く切れがよく、やや棘があるが、音像が立体的に定位してリアリティにあふれる。血が通っている。無機的でない等々。しかしいくら言葉を並べてみても伝わりにくく、実際音を聴いて感じる事が一番手っ取り早い。ただし昔のアナログ盤の音がVINTAGEとは思わない。CDで聞く方が正確に伝わるのではないか。古い音源をCDで聞いてみるのが良いと思う。ただオーディオ装置にVINTAGEな機材をいれる必要は無い。伝送系で色を付けられたらかえってソースの音色が変ってしまうので最新のデジタル伝送でいいと思う。アナログケーブルに古い線材を使うのはまあ良いと思う。あとはソース選びだろう。古いJAZZやPOPS,ROCK,クラシック〜。いろんな古いソースを聞いてVINTAGEな音を感じ取る努力が必要だ。はっきり言ってしまえば私自身VINTAGEな音はこれだという確信には至ってない。ついでによく言われるアナログ的な音、デジタル的な音、これも認識が曖昧でことばだけが独り歩きしている感じがある。まあ実際聴いて聴いて聴きまくって確信を得るには相当な時間がかかると思う。因みに私はVINTAGEやアナログという言葉の響きが好きだしデジタルという言葉にはあまり興味がない。
自分のオリジナルCDを作りたい!!
2006年3月31日 音楽オリジナル曲ができると、誰だってちゃんとした音で形として残しておきたくなるだろう。スタジオに入ってあれやこれやアレンジを皆で煮詰めていくのも楽しい。マルチトラッカーがあればとりあえずは、DR以外はパーツ毎に別トラックに録っていける。DRはKIT全体の一発録りになる。スタジオで録った入魂のテイクを家に帰ってじっくり編集していると、必ずやり直したくなるトラックが出てくる。しかし割り切りも必要だ。どうしても、という時だけ再度録りなおして、比べていい方を残せばいいだろう。意外な落とし穴はテンポの問題。これはどうしてもいじくりようがない。ドラムを録った後にテンポを変えたいとなると録りなおすのがBESTだ。過去、うちのスタジオ録音でも何度かこういうことがあった。練習の時からテンポを意識することが必要だ。あとはともかく録った時ののりを大事にしたい。パソコンでできるものは編集も細かくできるが、MTR単体でもかなりのことができるので、バンドの場合はそれで充分であろう。ただし基本的な編集(MIX)は充分時間をかけてやりたい。PANと音量バランスがもっとも大事で次にEQとCOMPだろうか。後はREV等のエフェクト処理でお化粧すれば仕上がる。まあ元が悪ければ駄目なので各TRの音量等は特に時間をかけたいところだ。最近のものは時間経過と共に音量やPANを変化できるので細かい芸が可能になる。とにかく充分時間をかけて納得いくものに仕上げていって欲しい。MTRの内蔵デジタルエフェクターだけでも充分いいものに仕上げる事は可能だろう。アウトボードを使う場合はエフェクト音そのものをトラックに録音してしまおう。そうすればエフェクトのかかり具合の時間変化も可能になってくる。大事なのは時間をかけてMTRを使いこなす事。最近のMTRは機能的には10数年前の数百万円クラスのことができるようだ。MIXが終了すれば内蔵CDRで焼く。ここでは内臓マスタリングツールで簡単に音圧を上げる事ができる。数曲をトータルでマスタリングするときは音圧(音量)差に気をつける。これは是非外部SPでモニターしなくてはいけない。販売目的で多数焼く時は業者がマスタリングをサービスでやってくれる場合もあるが、一般的なものになりやすい。こだわりがあれば自分たちでやったほうがいいだろう。CDRメディアは是非国産メーカー(生産国は中国でも)を使いたい。エラーがおおい海外製は不安だ。太陽誘電からでてるマスタリング専用のCDRはお勧めだ。原版にはぜひこれを使いたい。
歳とってもかっこいい加藤和彦
2006年3月24日 音楽昨夜TVでなつかしいフォーククルセダーズの曲を加藤和彦とアルフィーの坂崎がデュエットしていた。新生フォークルだそうだ。名曲「あの素晴らしい愛をもう一度」や「イムジン川」などのなつかしい曲の他に、新曲も披露した。加藤和彦といえば昔は作曲家、ロックミュージシャンの他に、音楽畑のタレントといっていいのだろうか?ただのミュージシャンに留まらない生き方の独自性やセンスの良さが感じられ、とにかくかっこいい!ミュージシャンだった。もう60歳を過ぎたのだろうか。今見てもいい歳のとりかたをしてるなあと感じる。ロックミュージシャンにありがちな汗臭さやへんなこだわりがなく、感性のおもむくままに、曲をつくり気の向くままに音楽、生活を楽しんでる様子が実にうらやましい。というか世界が違う人という感じ。そういえば昔「マイコンビニエンス」とか言ってロールスロイスでセブンイレブンに乗り付けおにぎりを買うコマーシャルがあった。サディスティックミカバンドで華々しく英国デビューしたころは、ロックミュージシャンとしてのイメージが強いが、かれの作風は軽くセンスのいいポップスで、歌謡曲的な部分もあり万人に受け入れやすい。アイディアも豊富で、まあそれはフォークル、デビュー当時の「帰ってきたヨッパライ」を聞けばただものではないことがわかる。60年代後半にあんなアイディアを出せるんだから。もっとも本場英国ではBEATLESがサージェントペパーズを出しているのだから日本の音楽の立ち後れの中ということにはなる。フォークルといえばもうひとり「はしだのりひこ」がいた。彼は生きているのだろうか?検索してみると昨年コンサートをやってるようだ。日本フォークソングの名曲「風」の作者だ。「人は誰もただひとり〜」のあの「風」だ。彼はフォークルにはあまり関わってなかったらしい。この頃はたしか後期GSの時代だったと思う。しかしグループサウンズといっても歌謡界の作曲家と作詞家によって作られた曲を歌っていただけのバンドが多数だった。日本の音楽が殻を破るのは70年代に入って自作自演歌手が台頭してきたところからだろう。それはフォークソングというカテゴリーからだったような気がする。ボブディランの影響を受けたミュージシャンが出てくるころになる。話はそれたが、加藤和彦の経歴は長い!日本の音楽が歌謡界の作家から自立するころからだから。彼がここまで第一線で活躍してきたのもすべてその特異の才能とキャラクターによるものだろう
ボーカリストの必需品
2006年3月23日 お仕事まず最初に考え付くのは、MyMicだろうか。スタジオのマイクはいろんな人が使うので、気になる人は使い慣れた自分のマイクを持っていくのはいいことだ。この場合、コンデンサーはハウリングするので不可でシュアーのようなダイナミック型がいい。ボーカル用と言われるダイナミック型の定番が理想だ。マイクをモニターSPに向けなければハウリングも起きにくい。スタジオでは鏡に向かって歌えばだいたい問題ない。練習を録音することになったら?いいバランスで録るのはなかなか厄介だ。モニターしてるSPからの声がさらにマイクから拾われてしまうから声が異常に大きなバランスとなる。これを防ぐには天井の2本のマイクをうまく使うしかない。このGAINをおおきくしてマイクのGAINを下げる。しかしこの状態はハウリングが起きやすくなる。そこでとっておきの方法がある。録るときだけ、ボーカリストがヘッドフォンを使うのだ。理想を言えばメンバー全員が使うべきだが大袈裟にするのは無意味だ。当然SPからの音は切る。ボーカル以外のメンバーは歌が聞こえないが我慢する。ついでに音量も多少下げると良い。そうすることによって、ヘッドフォンからの声が聞きやすくなる。あとはミキサーでバックとのバランスを整えればだいたいうまくいく。Lstのような広い部屋ならさらにそれぞれのアンプ、DRにマイクを複数たてれば、かなりいい仕上がりが期待できる。練習目的で入る場合はここまでで十分だろう。録音目的ならさらにMTRが必要になる。とにもかくにもヘッドホンはそれ以外にも、カラオケに歌をかぶせたりボーカル以外でもソロギターやSAXの練習に理想的なメモ録の環境が期待できるのでお勧めだ。
野球もサッカーも韓国が上?
2006年3月17日WBCが日本で盛り上がってるのかどうかよくわからないが、残念ながら日本は韓国に2敗して上には行けそうにない。オリンピックの時もオーストラリアに2敗して3位に終わった。たしかその前のシドニーでは韓国にまけて3位にも入れなかった。野球では最近、韓国に負けてばかりのような気がする。日本チームの総年俸はアメリカについで2位だろう。ナショナルチームではここ数年年俸分の働きをしていないことになる。なぜ日本代表はこんなに弱いのか?代表を頂点とする組織がうまく働いてないから。監督の選出も前回長嶋、今回は王という昔のヒーローに託して実践的な監督を選んでない。これには采配を犠牲にしても有力な選手を集めるという目的があったのだろうが結果的には松井や井口が出場辞退で効果はなかった。今の時代王、長嶋のカリスマ性は衰えたのだろう。それでもほぼ全日本として問題ない選手があつまったと思う。決勝進出をねらったのだろうが、結局は投手継投のミスで五位以下の成績。今後3年間は韓国野球は日本より上と国際的に認識されても文句は言えない。だれも責任論を口にせず、しかも国民の関心も薄れてますますプロ野球は衰退叉はタレント化の道をたどるのだろう。サッカーはもともと韓国は強いので今さら言っても仕方ないが、トリノ五輪では6個の金メダルをとったそうだ。恐るべしスポーツ大国韓国!フィギアの浅田真央も韓国の選手に負けてしまった。スケートの国内環境の悪化も伝えられている。韓国ってまるで昔の東欧のようだ。日本はマスコミが盛り上げているだけで、これだけ弱いと国民的にはしらけていくだけだろう。日本はスポーツではアジア3位の座も怪しくなっている。~速報!日本ベスト4進出!!アメリカ負ける。でもこれで韓国に3連敗したら?日本に帰れないでしょ。
ここ数年、昔手に入れたCDのリマスター盤が出てるので何枚か購入して聞き比べたことがある。ポールマッカートニーのBand On The Runは70年代の録音だが、90年代にリマスターされて再発された。音は劇的に変っている。中低域の厚みがまして解像度が増してボーカルがウオームにクローズアップされていた。最新録音とほぼ変らない出来栄えに驚いた。豪華なBOXもので発売された。2000年に入って購入したのは1982年ころ出た大瀧映一のロングバケーションこちらも名盤だ。80年代に出たものはサウンド全体を聞かせるようなバランスだったが新しいのはボーカルにスポットが当たったようなAORと言った感じの音だった。いずれも確かに音は良くなっている。歪み感が少なくなり、ボーカルに血が通うようになりリスナーとヴォーカルの位置が近くなったような雰囲気は共通するものがある。しかしその後この2枚はあまりかけることはなく、オリジナル盤を続けて聞くことが多い。それは懐かしさや個人的な思い入れなのかもしれない。しかし何かしっくりこないことも確かなのだ。レコード音楽は記録の意味もある。昔のぼけた写真もいまのデジタル技術でクリアーな写真に生まれ変わるかもしれない。しかしそこに意図的なものが感じられてしまう。時代を超えて復元される事はすばらしいことだ。しかしオリジナルと雰囲気が違った場合人々は戸惑う事になる。上記の2枚は印象があまりに変りすぎていた。もっともオリジナルな音はその時のMIXROOMのSPから出た音を聞いてた人しか知らないわけだから、自分たちリスナーがオリジナルと認知するのは最初に購入したCDやLPの音しかないわけだ。また、たくさん出回っている事を考えるとスタジオの音より出回ってるCDの方をオリジナルと考えるのは自然な事のような気がする。
冬季五輪は視覚的にも楽しい
2006年2月23日 日常夜間のジャンプ競技をTVで見るのが昔から好きだった。白銀の世界、独特の雰囲気はムーディだ。最近は日本選手の不振でTV中継も少なくCSでもヨーロッパワールドカップはなかなか見られない。毎年活躍する選手が入れ替わるのも面白い。そういえばドイツのハンナバルトはどうした?ある時期圧倒的強さを誇っていたが。今回はドイツチームに名前が無かった。各国顔ぶれも変ってきた。アホネンは相変わらず強い。日本だと船木が不振なのが残念。考えてみれば、ヨーロッパの伝統的スポーツに日本がメダルを独占した時代があったのが奇跡だ。新しい競技パシュート、スピードスケートのコスチーム自体エキセントリックだが、その姿で3人並んで黙々とすべる姿は異様な雰囲気だ。それだけでクールで変っててみてて楽しい。カーリング女子は日本が健闘した。強豪国にかったのは今後につながる。この競技は非常に歴史があるらしい。見ててルールがなんとなく判りかけてくると引き込まれる魅力がある。非常に奥が深く、身体的に劣る日本人にも充分頭で戦える競技ではないだろうか。国内にももっとカーリング場がボーリング場くらいできると良いと思うのだが。女子フィギアはメダルの最後の砦らしい。でもメダルなんて別にとらなくてもいいんじゃないか。採点競技なんだから当然公平さを求めるのは無理。日本はスポーツを気楽に楽しむ国であれば良いと思う。夏季五輪は体育会系という感じがしてつまらないが、冬季は景色も美しいし、個性的な競技もあって楽しさ満載だ。
PSE問題は非常に困ったこと!!
2006年2月17日 日常国民の無関心といえば、深刻な問題が4月に起こる。PSE法が施行されることだ。国のやり方は汚い。国民に充分認知されないうちにこれを法律で封じ込めようという事だから。4年の猶予期間があったというけれども、知ってる人はごくわずかだろう。具体的に言えば2000年以前のPSEマークのついていない電気製品は売ってはいけないことになる。これは楽器も含むからバンドマンは要注意だ。VINTAGE系のギターやエレピ等の電気楽器がお店から消える事になる。60S’FENDER TWINREVERBやビートルズやベンチャーズが使ってた古いアンプや機材が軒並み購入不可になるのだ。まあ初心者でこだわりの無い人には関係ないかもしれないが、ほとんどの音楽愛好家はもろに影響を受ける事になる。日本の音楽文化、エレクトリック文化の大きな危機といえる。みんな反対しないといけない。日本政府は今でも世界の笑いものだが、これでさらに加速が付くというものだ。個人的には数年前、某メーカーの高級電源ケーブルが
オーディオ店から一切消えた時におかしいなと思った。これもPSE関連らしい。単線使用禁止だそうだ。壁の中には単線のFケーブルが這い回ってるというのに。今春には大掛かりな様変わりがある。ほとんどの国民が知らない間に、とんでもない法律が国会を通過していることを我々はもっと深刻に受け止めなくてはいけない。憲法改正だけではなく身近な問題として、いろいろなことが知らないうちに決められていく恐ろしさをもっと知らなくてはいけないと思うのだが。日本のマスコミはどこのchでも同じようなニュースばかりやっているが、大切なことを国民に知らせる義務をちゃんとはたしてもらいたい。
オーディオ店から一切消えた時におかしいなと思った。これもPSE関連らしい。単線使用禁止だそうだ。壁の中には単線のFケーブルが這い回ってるというのに。今春には大掛かりな様変わりがある。ほとんどの国民が知らない間に、とんでもない法律が国会を通過していることを我々はもっと深刻に受け止めなくてはいけない。憲法改正だけではなく身近な問題として、いろいろなことが知らないうちに決められていく恐ろしさをもっと知らなくてはいけないと思うのだが。日本のマスコミはどこのchでも同じようなニュースばかりやっているが、大切なことを国民に知らせる義務をちゃんとはたしてもらいたい。
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トリノ五輪開催中〜日本苦戦
2006年2月16日 日常冬季五輪はコスチュームというかユニフォームというか、空気抵抗を極限まで減らす構造になっているため体型がもろに出てスピードスケートなんかは独特の雰囲気だ。さて欧米人のアジア系(日本人)に対する差別によるルール改正はあからさまで、とても公平とは言えないスポーツも多い。出るくいは打たれるで日本が台頭するとルールが変るのである。ジャンプやノルディック複合なんかがそれだ。まあそれでも大した問題にならないのは国民的には無関心ということだろう。日本にはナショナリズムのかけらも無いのかも知れない。ところで500mで加藤が負けたことに対する韓国選手の疑惑も囁かれている。前のレースで転んだ選手だ。加藤の負けはこれで待たされたことが原因だ。韓国は勝つためには何でもやる国家らしい。ワールドカップの疑惑の判定やボクシングの審判買収等うらではかなり酷い事をやっているらしい。(ちなみに今回、韓国は3位に入賞している)それに対して何も言わない日本のお気楽な国民性はいいのか悪いのか、いずれにしても今後ますます日本の影は薄くなっていくのは確実だろう。日本が勝つか負けるか熱狂したのは60年代から80年代にかけてか。その後国民的には関心が薄れてきたのは個人主義というか、ある程度ひとりひとりの生活が豊かになって楽しみが多様化したからか。マスコミだけが騒いでいて実はほとんど興味をもたれないのが日本におけるオリンピックの位置なのかもしれない。それはともかく、個人的にはカーリングとかパシュートとか、面白いスポーツがあるものだと感心している。今五輪後、安藤とか岡崎とか芸能界入りの噂も出て、オリンピックも日本ではそのレベルなのかと力が抜けてしまう。
いろんな人がいろんな形で音楽と関わっている。人それぞれ楽しめばいいと思う。でも力を入れすぎちゃって、悩みを抱え込むなんてこともあるようだ。プロを目指してる人に多いのかも知れない。でもそれで楽しめなくなったら気の毒なことだ。プロなんて宝くじに当たるか当たらないかくらいに気楽に考えればいいのにと思うのだが。楽しみといえば、1.聞くこと、2.演奏すること、3作品を作る事に大きくわけられるように思う。1の場合が一番多く、まずプロを目指すことはない。スタジオに出入りする人たちは2.3が多いようだ。2はコピーバンド、3はオリジナル志向ということになる。2で目指すのはスタジオミュージシャンかライブのサポートあたりか。3は作曲家、アレンジャー、プロデューサー、2と3が合体したものも多いはずだ。その他、ボーカリストを目指してる人も多い。でもプロを目指す事と純粋に音楽を楽しむことは根本的に違うような気がする。やはり食えなければ(売れなければ)プロでは長くは続かない。そこには音楽以外の要素がかなりの割合を占めてる様だ。音楽家といってもいろいろあるけど、当初なりたいと思った方向と全く違う分野で何とか食べてる人も大勢いる。そうなると職業として音楽の看板は必要なのか?疑問になる。別に他の仕事で稼いで、好きな音楽を趣味として、できるならライフワークとしてやっていけばいいのではないか。別にプロを目指して努力することを否定するわけではないけれど。どうも日本人って太く短くを美徳とする傾向があるような気がする。でも本音じゃないだろう。そう言った多くのスポーツ選手が結構全盛期を過ぎてもやってるのを見かける。歳をとると考え方もかわるんだろう。太く短くよりは細く長くの方が、より本質に接近するようなきがするんだけど。継続は力なり、そこにはプロとかアマとかは関係ないように思う。
いろいろなライブ音源を聞いてみると最近はスタジオ録音と聞き間違うようないい音のライブ音源が結構ある。少なくとも70〜80年代あたりのアマチュアのライブ音源はボーカルがバックに埋もれていたり音域のバランスが極端に悪かったりと、聞けたものじゃないものが多かった。これはPAオペレータの技術の進歩が大きいのではないだろうか。それには機材の進歩やライブの状況を客観的に把握できるモニター環境の整備なんかも寄与してるはずだ。さらにその源にはミキシング周りのデジタル化が大きく貢献しているはずだ。こういう状況になるとこれからは、ミュージシャンの力量がさらに明白になってくる。ただ、照明等でショーアップされたステージはそれはそれでいいのだが、音楽のみを静かにじっくりと聞かせるLIVEステージがもっとあるといいと思うのだが。その一方、レコーディングに目を移してみると昔と今と、それ程の進歩は感じられない。安くできるようになったことと、音圧が上がった事くらいしか実感できない。70年代の日本のアーティストの音源を聞いても今のものとそん色ないものが多い。かえって奥行き感や楽器個々の存在感は昔のものの方が良かったものすらあるように思う。ただアマチュアの自主制作CDなんかは凄く良い音で録られてるようだ。結果、プロアマこれからどんどん音質差がなくなっていくのだろう。勿論これはデジタル化の恩恵そのものだ。音質だけで言えば、アマチュアの個人制作CDがヒットチャートにのってもおかしくない時代がきたようだ。
前に何回か書いたかも知れないけど、スタジオはとにかく物がよく壊される。もしかしたら長くやっていけるかどうかは、これに耐えられる精神状態が保てるかどうかかも知れない。いくら営業用といっても次から次へ楽器類が壊されるのは気持ちのいいものではない。ドラムパーツ類は仕方ないのだろうけど、録音PA関係は使い方を間違わない限り1年くらいは持つはずだ。例えばMDなんかは、ピックアップがどうのこうのより、出し入れのメカが壊れる。スピーカーはヒューズが飛ぶ。ユニットがとぶ。こうなると新品でも中古でも差は出ない。保障の差だけだろう。今までは修理して使っていたが、修理代は1万〜5万程度で決して安くはない。それなら中古買い替えのほうがいいのではないか。ハードオフやオークションを見れば修理代より安い動作品がざらにある。デッキ関係はその方が得だ。ただし最近はそれでジャンク品がたまってきた。それを処理するには処理代がかかる。それに一箇所だけ具合が悪いのをなおさないでゴミに出すのもなんか、辛いものがある。実際はそれで動作品が2台買えてしまうのだけれど。以前はメーカー修理は受付がいろいろと制限されていた。平行品は扱わない、改造品は扱わない、製造終了後8年たったものは修理不可、等。しかし今はほとんどが修理可能になったようだ。大昔のものでも修理可能になったものがある。理由は不景気。家電メーカーもなりふり構わずといったところだろう。実際はどうかわからないが、修理代の大半は技術費等なので意外と儲かるのではないか。部品なんて数百円の世界である。修理改造の技術のある人はこれからの時代、強いかもしれない。
1972 Alone Againの想い出
2006年1月17日 音楽
ギルバートオサリバンの大ヒット曲アローンアゲインを初めて聞いたのは教室で昼休みの時間。放送部かなんかあって、お昼の放送でヒット曲を流してた中の一曲。聞いて暫く耳から離れなかった。背筋がぞくぞくって感じですね。懐かしいのに新鮮な響き。スタンダードになり得る曲だと思った。72年頃だったと思う。その後アルバムを買った。BACK TO FRONT。セカンドアルバムだ。国内版はこの中に入っていたがオリジナル版では替わりにクレアが入っている。オリジナル版はその後CDで購入した。ずっとアナログで聞いていたにも関わらずCDの方がずっとスムーズな印象だった。日本でヒット曲をアルバムに差し替えていれたのはセールスを狙ったものだ。これが通るんだから日本は優秀なマーケットだったのであろう。Alone Againはアルバム未収録の曲だ。2ndアルバムは1stほどの個性はないが、非常に良くできた軽妙なPOPアルバムに仕上がっている。クレアもAlone Againに勝るとも劣らない出来だ。これに1stからのナッシングライムドが私のBEST3になる。アルバムではこの2nd BACK TO FRONTが一番好きだ。明るくイギリスのごくありふれた家庭の風景が見え隠れする平和な感じがいい。もっとも彼はアイルランド出身だが。声もポールマッカートニーをもっとはりをもたせたようなよく抜ける声で曲とマッチしてる。この後多くのアルバムを出していて現在も現役だが、この頃が最高と私は思う。
新しいスピーカーを鳴らす
2006年1月13日 趣味スイス生まれのリファレンス3A のモニターSPをGETした。90年代前半に製造された中古品。昨日届いて今日早速つないでみた。スタジオではなく自室で試聴。20cmウーファの2wayと言う事でスタジオの録音モニターのFOSTEX NF1と同じくらいのサイズのはずだが実際は一回り大きく重さも16kgと重い。ユニットも正味20cmある。NF1は録音スタジオでは定番のナチュラルな音質でマスタリングも可能な優秀なモニターSPだ。チェック用にも鑑賞用にも使える自然な音は優秀機だと思うが、3m離れると音質が落ちる。要するにニアフィールド限定という感じだ。さてこのSPはどうか?音だしてビックリ!。実に粋がいい。音が生きてる感じ。本物。繊細さとか木目の細かさとか、今ひとつなのだが音に血が通っていてフレッシュな音がする。LCネットワークなしでツイータのみコンデンサーを介してつながる。要するに鮮度が圧倒的に高いのだ。あんな値段で買っちゃっていいのだろうか?中高域がややきつめに感じるのでバイワイアーを試してみる。とここでトラブル発生。端子がきつく締め付けられていて回していくと内部が回って機能を果さない。仕方なくSP端子板を外して端子そのものを外してみた。そしてボルトを力いっぱい左右に回すとやっと外れた。元に戻してSPの接続を完了。アンプ側をSPーB端子に接続、これで〜と思ったらまた問題発生。常用のアキュ〜のパワーアンプがAプラスBが使えない。どちらかしか。仕方なくAに2本つなぐ事にする。ここでわかった事だが、このウーファはフルレンジに近い働きをしているようだ。これだけで特に問題ないバランス。SP側は上がツイータだと思ったが逆に下がツイータ端子だった。目の前で繋ぐのは簡単だが、奥にもぐって手探りで2本のワイアーをアンプ端子の小さな穴にいれるのは結構根気のいる作業だ。ここまでで2時間くらいかかってる。やっとつなぐ事ができた。音を出してみると前よりしなやか、良くなっている。しかし現状は細いワイアーをフルレンジに、太いワイアーをツイーターにつないでいるのだ。精神衛生上も良くない。一通り聞いたところで目的どおり逆に(意図したように)つないでみた。やはりこちらの方がよい。全体的にかなり透明度の高い音でダイナミックでクリアー、今のところJAZZやPOPSに適性を示すがどこかを変えるとちゃんと反応するのでかなり追い込めるのではと思う。マスタリングで使ってるB&W802マトリックスより素直な印象で、久しぶりの素晴らしいスピーカーだった。このまま自室で使いたい。