ニホンのマスコミは一体どうしてしまったのだろう。自衛隊幹部の懸賞論文に対してのバッシングは酷い。誰もが多少なりとも、こういったことについて疑問に思うことがあるに違いない。しかし、真実を議論することもなく、議論しようとすることさえ非と決め付ける新聞、TVの報道は、言論の自由を制限してるとしかいえない。有識者といわれる方々の意見も、そろってバッシングに向かってる。これでは逆に戦前、戦時中の日本そのものではないのか?

昔、学校から帰ったら、ニュースで三島由紀夫が自衛隊を占拠してあげくのはてに割腹自殺をはかったことを、延々とながしてて、なんでこんなことするんだろうと、子供心に疑問に思ってた。あまりに頭が良すぎて一般人には到底理解できないことと思っていたが。真っ先にそれを思い出してしまった。

どうしてこんなに立場上危険な事をしてまで訴えたいことを、マスコミは検証しようとしないのか?実に不思議だ。タブーということで、済ませられない岐路に今日本は立ってるんじゃないか。

そういう立場の人間が言ったからいけないのだろうが、ならば、なぜ彼は身を賭してまでそんなことをしたのか考えなければならない。中山大臣の件も一緒で、国民にどうしても伝えなければいけないことを身分と引き換えじゃなきゃ伝えられない日本の間接的な言論封殺の異常さはどうしようもない。

そういえば最近、久しぶりに新聞購読の勧誘を受けた。最初は読売。ピンポンがなったから出てみると、新聞をとってくれという。しつこかったが断った。しばらくして朝日新聞が毎日ポストにねじりこまれるようになった。放っておくとポストに郵便物が入らなくなってしまうので、玄関前に出して重ねておいた。読む気がないのを悟って入れるのを止めるかなと思ったが一週間過ぎても相変わらず。仕方なく断りの文言と過去の配達分を引き取るように、張り紙をしておいた。配達は止まったが過去の配達分はそのままだった。半月くらいしてやっと持ち帰ったようだ。間もなく日経の購読案内がポストに、そして立て続けに毎日から勧誘の電話がかかってきた。

最近はネットの普及で新聞の販売量が下がってるのだろう。しかしそれら反日記事を延々とかかれると、読む気もしなくなる。売るためには、あることないことインパクトを追い求めて何でも書くのだろうが、記者のレベルも低く、反日という一方向に統一された新聞なんて読む気もしない。一方で真実を追い求める姿勢がないと、つぶれていくのがオチだろう。もっともTVも酷いのが多いが。


いずれにしても、こんな事が続くようだと、やはり政治不信、がんばってもどうせ敗戦国、永遠に近隣諸国から奴隷のように扱われ、国民の血税をむしりとられるだけ、それならいつまで続くかわからないが政治のことは置いといて、目の前の楽しいこと、自分の人生をたのしもうじゃないかって気分なのか、日頃政治の話なんかしてる人は見かけない。TVで誰か軽そうなタレントが、政治の話は皆引いてしまうから~とか言っていたが、そのうち日本も~省なんてなってしまうんだろうか。





クラウスオーガーマンの名前を最初に意識したのは、CityScapeというマイケルブレッカーとのコラボレーションのアルバム。たしか25年位前か。

オーガーマンの書いたオーケストレーションの上でマイケルブレッカーが自由奔放にSAXを奏でるという、JAZZやフュージョン的印象を与えるところもあるが、実際は夜の浮遊感を感じるというか、とてもロマンティックなアルバムだった。とてつもなく時間の流れのはやい現代の生活感の対極にあるような、ゆったりしたストリングスがノスタルジーや永遠に変わらぬリアリティを呼び起こすようで、大変に器の大きさを感じさせるものだ。

ある時期から、自分のお気に入りのアルバムを聞いた時に裏ジャケットを見て、作曲者やアレンジャーを確かめるようになると、高い確率でオーガーマンだったりドンセベスキーだったりがクレジットされてたりする。昔から彼らの音楽を知らずに聴いてたわけだ。そして、そのお気に入りの理由はその流麗な弦のアレンジだったりしたもんだから、どうしてもソロアルバムが聞きたくなってくる。しかしあくまで世間の評価は裏方だから、レア音源で売れないうちに廃盤という道をたどる。入手はなかなか困難なのだ。

オーガーマンはその後も何枚かソロ名義(コラボレーション)のアルバムを出してはいるが、今でもCity Scapeが私的には一番好きだ。彼はポーランド出身の作編曲家で、どことなく東欧の雰囲気もその旋律からは感じられる。60年代からアントニオカルロスジョビンのアレンジャーを手がけたり、その他CTI系で才能を存分に開花させてきて、裏方としては超大物ということだろう。

どちらかといえばコラボレーションが多いが、最近(2006)ではDECCAから自身の名前をタイトルにしたヴァイオリンとピアノのための作品を出している。フランクやルクーを現代音楽的にしたような、やや難解な旋律だが何回か聞いてると、やはりそこはかとなく独特のロマンティシズムが感じられて聞かせるものがある。今日、久しぶりに聞いて音も良かったし楽しめた。
秋だから、食欲の秋。うまいものを食いたい意欲はあるのだが、現在左側しか噛めなくて、しかも前にブリッジの治療したあとからずっと神経がうずいて噛むといたい。だから食事も楽しくない。

作曲や音楽制作なんかは、ライフワークとしてやっていきたいのだが、どうしても打ち込み中心になるので意欲がわかない。ただ、すぐ始められる自己流のギターの練習は楽しい。~教室へ通うのは苦手だ。一人で練習して、チェックしたかったら録音して自己流チェックになる。所謂オレ流かな。ピアノも練習したいのだが、どうも音が狂っていて調律しなくてはならない。アップライトピアノの上には、嵩張るCDや本やカセットなんかが山積みで片付けるのが面倒~というよりどこへ移せばいいのかわからない。そう思って、ヤフオクあたりで使いもしないキーボードかったりして、部屋はどんどん狭くなっていく。

音楽鑑賞上の音質向上も日々楽しみにしてるが、よく失敗して壊してしまうこともある。先日はメインのKEF105のツイーターをとばしてしまった。音は出るのだが、がさがさっと汚い歪みが付きまとう。これは駄目だ。25年以上も前のSPなのでパーツは見つからないだろう。ツイーターを換えるか、ウーファ以外の上部キャビ毎新しくしてしまうか?ただ低域~中域は残したい。長年気に入っていたからだ。ツイーターを換えるといってもこの上部キャビにピッタリ収まるツイーターがあるだろうか?ネット中心に探してみたが、みんな微妙に合わないし、やはりソフトドームで2Kから使えるツイータなんてない。やはりスコーカー&ツイーターの上部キャビごとの交換しかないのか?

ふと昔買ったパイオニアのリボンツイーターがあることを思い出した。PT-R7の初代のもので70年代後半に発売されたものだ。しかし4.5Kがクロスの限界。KEFのスコーカーのクロスが上限3.5Kなので厳しい。さらにチャンデバのクロス設定が2.5の上が5.0Kになってる。これじゃ無理だ。スコーカーも換えるしかない。しかしKEF105のクロスは500/2500なんてMIDレンジが狭すぎないか?

しかし無理を承知で、KEFスコーカーを5Kまで使うことにした。リボンTWは低めだが一応推奨値で使うことができる。実際に音だししてみると、印象が激変した。最新のSPのように繊細で解像度が高く情報量が多くなった。決してキンキンした刺激的な音ではなく、レベルが上がったことを実感する音だ。チャンデバで各セクションの音量を最適化すると快適に音楽が聴ける。SP自体を交換したような気分。そういえば昔CDが出始めの頃、知人のパイオニアS955を聞いた時の事を思い出した。あの頃はヤマハのNS690Ⅲを使っていてS955の繊細で広がりの豊かな音に感心した記憶がある。38cmウーファの40kgを超える大型SPだったため購入するには至らなかったが、いつも気になるSPではあった。さて、いつの間にか、MIDを無理して使ってるのを忘れてしまった。違和感は今のところまったく感じない。これで秋の夜長は音楽を聴く楽しみがまた増えた。


下奥歯が上が抜けたままになってたので、歯が上に伸びてきてしまってる、と言われた。上にインプラントするなら、高さ揃えないといけない~ということで、高さ揃えてブリッジにする治療をしたのだが。

その治療のあと、今まで痛くなかった隣の歯がしみたり噛むと痛くて満足に食事ができない。神経の上に膜ができてそのうちに治ります、と言われてももう3月経つだろうか。最近はそんなに痛むなら神経抜きましょうか?とか言ってくる。神経抜いたら歯は長持ちしないと言うことだからそれは避けたい。食欲の秋でつらい毎日だ。でもインプラントするかしないかわからんのにブリッジにする必要もなかったと思うのだが。

中山さん、議員やめちゃったな。自民の政治家は本音を言うとマスコミの言葉狩りにあってひどい目にあうから、いいたいことは腹の中にしまっておいて、世間受け、マスコミ受けすることだけ言ってりゃいいだろう。裏の世界が支配する政界じゃ、とても1票なんて何を基準に入れていいかわからん。これじゃ選挙に興味なくすのも当たり前だろうね。

社会保険庁の怠慢、詐欺だって元はと言えば労働組合の締め付けで、ちゃんと仕事出来ないようになってたんだろう。キーボード1日~タッチまで~なんて笑っちゃうような異常事態が日常化してたんなら、悪いのは民主党(自冶労)だろうに。

最近の世の中、わけがわからなくなってきた。60年代から70年代みんな希望に向かって一生懸命働いていた毎日がまぶしく思えてくる。もっとも自分たちはまだ子供で親の世代(現在後期高齢者)の話だけど。

近く総選挙が行われるという。マスコミがそう煽ってるようだ。民主党が強くなるのは結構なことだ。信じられないほど長い期間、自民党が支配してきたのだから、いつしか政治もマンネリ化し歪みも目立ってきた。この辺で新しい風が吹いてもいい。

しかし民主党の自冶労、日教組との癒着、小沢代表の現実ばなれした甘すぎる公約、アメリカより国連重視の外交、これらを聞いてると例え一時でも民主党が政権をとった場合、日本は取り返しのつかない方向へと向かいだしそうで本当に怖い。

例えば台湾を見れば、馬政権が今、国民の信頼をまったく失って着々とチャイナに併合されるべき道を歩んでいるという。近くに独裁的好戦的な驚異の軍事国家が控える日本は、アメリカが弱くなれば自前で国を守らねばならない。外交音痴の民主党に日本が守れるのか?米国の原子力空母が常設されたことにデモをしてるようでは台湾と一緒じゃないかと思える。すべて反米,親中のマスコミのおかげで、日本はすっかり隙だらけの国家になってしまった。領海侵犯のチャイナの潜水艦を鯨に仕立て上げるくらい、中国に気を使うのはおそらく経済(中国進出企業)優先だからなのかな。民主党になればこれらがさらにエスカレートすることは間違いないし、日本は徹底的に無防備になるだろう。尖閣、沖縄、~戦わずして中国領となるかもしれない。現在の中国の地方の農民レベルの生活に日本国民が突き落とされるということだ。

それならまだ自民の方がましだ。たとえ年金詐欺があったとしても天下りがあっても、独裁国家でないだけ良い。たとえ貧しくても自由に意見が言えて、好きな曲が歌えて、世界を見ることができる。

総選挙後に自民も民主も一旦全部溶かして、連立でもなんでもやってもらって若くてはつらつとした強い日本を築けあげることができる政党が誕生することを望みたい。



ここ2~3年マスコミの揚げ足取りにより、安部~福田と首相が追い込まれ辞任にいたった。発端はいつもマスコミ、日本のマスコミは何故、与党の揚げ足取りばかりするのか?それで一体誰が得をするのか?

そう言えば、現在国内マスコミの上層部には日本いじめに奔る
在日~人の方が結構いるそうだ。また、~学会、~協会とかいたるところで耳にする。こちらは与党も含むが。

これほどマスコミによる揚げ足取りがエスカレートすると、大臣始め政治家は本心は何も言えなくなる。これで政治家がやめさせられては、政界にはくずしかのこらないのではないか。

ニュースはどこでもやってることが同じ。日本全国で伝えられない重要な事がいくらでも起こってる。ネットとTVや新聞の情報を比べてみると明らかにマスコミは情報操作をしてると言える。ある特定の国に都合の悪いことは極力流さないようにしてると思える。

今、マスコミで厳しく責められてる中山大臣の日教組に対する発言はネット世論では大部分の人が支持してる。つまり世論とマスコミは大きく隔たってると言える。マスコミによる世論のある方向への誘導はいままで成功しつつある。若い人の政治的無関心、国家や外交より自分の生活が大事な平和ぼけの日本社会では、国内マスコミを通した外国の内部侵略は着々と進んでいるらしい。

大事なものを失わないために、世界の中の日本がいまどんな状況にあるのかを、常に気にかけていかないといけないように思う。
ここ数日やっと残暑からも開放されつつあると思ったらひどい雨の連続。でもそんな隙間に、確かに秋の気配を感じる。

秋になると聞きたくなる曲がある。9月がもし爽やかで、青い空が気持ちよい毎日がつづいたら、とにかくモーツアルトの23番のピアノコンチェルト、それも第一楽章の出だしはそんな心地よさが素晴らしい。そして第2楽章で晩秋から冬に向かう。暗く悲しい別れを暗示するようなロマンティックな旋律。前はぺライア盤を良く聞いていたが、最近はアシュケナージ。録音もさらりとして低音が過剰にならず広がりのある爽やかな音場だ。この曲第3楽章になると冬を飛び越して天真爛漫な春になってしまうから不思議だ。

もう1曲、ドボルザークの第9「新世界」これも10月から11月の田舎の風景を思い起こさせる。音というより音楽が良い意味、乾いた土のにおい、田園風景を思い起こさせるのだ。こちらは小澤征爾ウイーンフィルのライブ盤を最近はよく聞いている。

あくまで自分にとっては、だが、この2曲は秋に聞きたい曲の双璧だ。
日頃から楽しみとして日夜音質向上に励んできたわけだが、最近はどうも煮詰まってきたようで向上というよりも変化だけを楽しんでる雰囲気になってる。

何を変えても、音は結構変わる。ものぐさな自分は手軽に楽して音質を向上させたいと思ってるから、アンプを0から組み立てたり、秋葉原までパーツを買いに行く事もない。ここ数年は機材内部の配線材、それも出力プラグにつながるところを重点的に交換したりして音の変化を楽しんでいるわけだ。その背景には、ため込んだVINTAGEケーブルやハンダがある。

今年6月頃(実はここ数年来のこと)からプリアンプの調子が悪くなり、思い切って修理に出した。80年代中頃から使ってるC2301だ。このプリを買って以降もいろんなプリアンプを使ったが、(どうも好みとして)これを超えるものがなかった。だから20年以上も使い続けているわけだが、たまに出力されなくなることがしばしばおきてきた為なおすことにした。

1週間くらいで修理完了のメールが届いたが、症状が出ないため異常なし、接点クリーニングを行いましたとあった。そんなはずはない!少なくともフォノのハム音とかは常時してるはずだ。すぐに連絡してちゃんと調べてくれるように申し入れた。その後、やはり指摘した2~3点の不良箇所を確認したと連絡が入り再見積もりが示され同意して改めて修理が開始された。しかしその後2ヶ月くらい何の連絡もないので、8月下旬に一度連絡を入れたら受付の女性が調べてくれて、現場からはトランス不良で修理困難というコメントが入っているということだった。それでだめなんですか?と聞くといろいろと手を尽くしてみるということだったので、そのまま1カ月が過ぎた。

そんなわけでここ3カ月は、DAのOUTからチャンデバの間にいろんなものを(VOLやトランス数種類、真空管PRE等)挟んでは、音質の変化を楽しんでいたわけだが、やはり秋になって、ちゃんと音楽が聞きたくなり、C2301が恋しくなってきた。いろいろやってもこのプリを通した音楽の実在感を超えた感じがしなかったからだ。

来週にも連絡してみようかと思ってる。
オーディオに限らず音響の世界でも、今やケーブルやインシュレーター(足)の影響力を知らない人はいないだろうし、そんなことを言って相手にされなくなることもない時代だ。

ケーブルならつながってさえいれば音が出なくなることはないが、インシュレーターの不良によって再生不可になることがある。CDやMDがそうだ。一般のひとには信じられないだろうが、私はスタジオで数回経験している。CDやMDなどの非接触式ピックアップの場合、振動には極度に弱い。スタジオ内の音圧を考えてみよう。DRセットやBASSAMPからでる低域の音圧、ギターアンプの中高域、物凄い音圧が室内を回ってる。MDやCDプレーヤーの回転ものがそれら(音圧による振動)をもろに受けて再生不可になってしまうのだ。スタジオ使用に特化した再生機器はない。一般的なMDCDプレーヤーを使うわけだが、普通の家庭での再生で問題なくとも、スタジオは過酷な環境なのだ。

そういうことが起こった時にどうしたかというと、ブチルゴムと銅板で自作したインシュレーターを入れてみたところ解決した。ブチルは人工芝の接着用に開発されたらしい。数種類のゴムの混ぜ合わせにより多種の振動モードを吸収してくれる優れもので、オーディオ用途でも昔から使われてきた。ここで硬い金属製を使ってもうまくいかないと思う。重さがないためだ。

室内のオーディオ使用ではそれらが、音色、音質変化となって現れる。ここは好みのものを選べは良いと思う。硬いものは硬い音がしてゴム系はゴムっぽい音がするのは不思議だ。振動に弱い回転系のもを下において、アンプをその上におくと重しの役目になって音が安定することもある。シャーシ強度が許せば有効だろうし、アンプの放熱等も考えていい選択かもしれない。
昨日はソフトボールの金で感動したが、楽しみにしていた野球の方は信じられない采配ミスと貧打で、あの韓国にあっけなく負けてしまった。

出場チーム中ダントツの高給をもらってる日本の選手たち。宿舎も選手村ではないそうだ。ドリームチームで負けたのだから何らかの責任をとってもらわなければ。全員ボランティアでごみ収集なんていいかもしれない。今現在の状況でキューバが勝ってるのでアメリカと3位争いということになるのか。銅メダルなんかでお茶を濁すよりいっそメダル逃してプロ野球ファンの批判を浴びるのがいい。

岩瀬もいい迷惑だったろう。表情をみてるとかわいそうになってしまった。あきらかに使ったほうが悪い。冷静にリアルタイムのコンディションを見極められず、過去の実績だけにたよる選手選考、投手継投は時代遅れもいいところで、国内のプロ野球もすでに緻密さを欠いたレベルの低いものになってるのかもしれない。監督の選び方にも問題がある。適正を問わずなぜ名前で選ぶのか?過去の失敗をいつまでも繰り返している。

オリンピックの監督はアマチュアから選ぶべきだし、選手もできれば2軍とアマチュア混合が良かった。それで負ければ納得できる。コーチの専門家、監督業の専門家がいなかった日本の負けは当然なのかもしれない。
なでしこ日本は惜しくもメダルはならなかったが、健闘したと思う。未来は明るいと思うが、課題はフォワードの決定力(結構枠に飛んでるので男子よりはましかも)と背の高いキーパー(せめて175cm以上)の育成かな。「バレーボールやバスケットの選手からスカウトしてくる」ってのはどうだろう。まあとにかく口だけの男子は見習ってほしい。

同じ日にソフト。絶対負けると思ってたし上野が打たれるところは見たくなかったので最初は見なかった。でもやっぱり気になる。チャンネルあわせてみると何と勝ってるではないか!しかし1点差。見るのが怖い。ホークス、ライオンズ戦を見ながらCMの時だけ覗いてた。解説の宇津木前監督もハラハラ、ドキドキって感じだ。2点差になった最終回1OUTから「さあ見届けるぞっ」て感じ。決まった瞬間は宇津木さんも涙で声にならない。今回日本の獲得した金メダルの中でも最高の感動をくれた一瞬だった。

壁が高ければ高いほどそれを越えた時の感動ははかりしれない。上野の精神力は、物凄い努力に支えられたものだったのだろう。一歩間違えれば選手生命を破壊しかねない無茶な連投だが、もしかしたら打倒アメリカのもと、悔しい思いをした4年前から緻密に練り上げられたプラン通りだったのかもしれない。

これは昔甲子園で松坂が演じた熱投に匹敵するかそれ以上の快挙だと思う。これでますます星野JAPANは負けられなくなった。
女子ソフトボールを見た。ソフトの男子はなかったから、ただのソフトでもいいのかな?サッカーもそうだが、日本はアメリカになかなか勝てない。善戦しても負けるパターンだ。それでもサッカー女子は健闘したと思う。相手の4点中2点は偶然入ったようなもので190cmくらいのキーパーだったら楽にキャッチできたろう。

さてソフトだが、4−1で負け。なんたってアメリカは強い!打率ランキング6位までを独占しチーム防御率が0.00とは。

この日のピッチャーはアボット。190cmを超える左腕投手。前回コールド負けを喫した相手だ。この日も点がとれない。上野も力投して8回まで0-0だから健闘したほうだろう。ただ日本はいっぱいいっぱいだった。三振が多く、タイブレークでもバントがフライになるという負けパターン。それでもなんとか1点返して、相手のピッチャーが変わった。やっと普通サイズの投手が出てきたなと思ったら、188cmだって。しかも左投手。メジャーリーグでも十分過ぎる背の高さ。日本のプロ野球なら長身投手として注目されるところだ。背の高さだけではなく打撃技術でもアメリカは抜きん出ていたように思う。完敗だ。もし銀メダルならよくやったというべきだろう。

星野JAPANはどうだろうか?今日アメリカ戦。アメリカはメジャーリーガーは出てない。オリンピックより国内ペナント優先ということだろう。これは実に正しいと思う。オリンピックにドリームチームを派遣してアマチュア相手に勝ってもあまりうれしくないし、万が一負けたら恥をかくだけ。日本野球は大丈夫だろうか?少なくとも韓国に負けてるようでは話にならない。当然金じゃなきゃ納得できない。だけどなんか負けそう。星野監督って短期決戦に弱そう。日本シリーズでも勝ってないし。上原を抑えに起用してるあたりでぼろを出さなければいいが。打線も打てないし。負ける要素は十分にある。幸運を祈るしかないだろう。
しかし暑い日が続いてうんざりする。2階に行くと蒸し風呂(サウナ)状態だ。使う部屋を一つに決めてそこで過ごすのが、電気代を使わない賢い方法かもしれない。

暇なのでオリンピック開会式を見た。(最初だけだが)色彩の美しさ、豪華絢爛さにびっくりした。過去にこんなに金をかけた豪華な開会式があっただろうか?中国は超大国、金持ちになったことをおおいにアピールしたことだろう。おそらく金メダル獲得もアメリカを抜いて1位になることは間違いないと思う。日本は北島と柔道、レスリングで合計4個くらいか。うまくいって5~6個は取れるかもしれない。しかし場所は中国だということを理解しないといけない。

石原都知事が開会式を見に行ったという。これを見てまだ東京で開きたいと思うのだろうか?テロ対策にいくらかかるやら?もっともまったく電気を使わないエコオリンピックなんかならいいかもしれない。中国の10分の1以下の予算でやる。単に人口が10分の1だからだ。金をかけないオリンピック、質素で等身大のオリンピックなら東京でやるのも賛成だ。

日本選手団の時の拍手が(意外に)少なかったのは残念だった。地震災害等であれだけ援助してもそれほど感謝されてはいないようだ。それに比べ金額的には日本よりずっと少なかったアメリカやロシアが大喝采をあびていた。国民の血税を何百億とマスコミを通した膨大な寄付金も合わせればおそらく日本が一番援助してるだろう。中国はすでにリッチな国になったのだから金銭的援助は打ち切るべきだろう。技術援助にも見返りをもらわなくてはいけない。国内の年金問題、景気、医療等、問題山積なのに膨大な海外への無償援助をいつまでも続けるのはいい加減やめてもらいたい。せめて他の先進国並みでいいじゃないかと思う。どっちみち安保理理事国入りはほとんど無理なのだから。
79年UKのミュージシャンを集めて行われた救済コンサート。こういったものは以前レーザーディスクで出ていたものであろうか。
クイーン、プリテンダーズ、エルビスコステロ&アトラクションズ、スペシャルズ、イアンデューリー、ポールマッカートニー、フー、そして何とロックパイル!

ロックパイルのレコードは持ってるが、動いてる画面は初めてみる。ゲストにロバートプラント。ロックパイルのゲストにロバートプラントなんて考え付かない組み合わせ。いずれにせよ10年前だったら急いでビデオに録画だったろう。TVで見慣れたミュージシャンばかりだが79年という時代がいいのだ。

この頃のUKのミュージシャンってUSとちがって煌びやかな派手さはないが、渋くてかっこいい!そして音楽も味がある。何というか音が広がりすぎないのがいい。コンパクトにまとまって(塊になって)聞こえる。ギターの音もエフェクトかけすぎて切れ味を失った最近のうすっぺらなものじゃなくて芯のあるギター本来の音で好きだな。くすんだ、時代を感じさせるビデオ画面とよくマッチするような音楽だ。

最後はポールのアイディアでロックオーケストラ、ロケストラでルシール。〜のテーマ。最後のLet It Beはどうかなと思ったが、79年のWINGSを見れたのとEvery Nightが聞けたので良しとする。肝心のポールだけヒット曲をやって浮いちゃってた感じがしたが、それも才能のなせる業ということか。
ここ一週間くらい寝る前30分くらい前記2種のイヤフォンで音楽を聞いていた。INCORE社のイヤフォンは最初低域が足りないと思っていたが、実は3種類の大きさのキャップがついていて、中くらいのものから大きなものに交換してみたら低域の物足りなさは解消された。現在は非常に品位の高いいい音でなっている。ROCKやハードコアには不向きかもしれないが、音楽全般にクリアーでいい音を聞かせるイヤフォンだと思う。

AKG324Pはデザインはドイツ、製造は中国、値段が正規価格の3分の1以下で購入したため正規品ではないのかも知れない。これについてはオークション出品者(おそらく中国人)がちゃんと説明に載せていて一部パーツが正規品とは違うことが知らされていた。実際音は購入価格の3倍以上のいい音をしていたのでいい買い物だった。肌理が細かくワイドレンジの現代的な音で、クラシックにも十分対応できるHIFIサウンド。INCOREの音とはキャラクターが違いどちらもいい音なので気分で変えればいいと思ってる。

昔の(10年位前)インナーイヤータイプの物から大分リファインされたようで、音漏れも非常に少なく、いつでもどこでも気楽にいい音が聞けるのはいい事だ。ミュージシャンならコピーする場合も解像度が高いと、音程がとりやすいので楽だろう。ただポータブルタイプでいい音のするハードがどのくらいあるか、この音なら原音が圧縮されてないものじゃないと真価は発揮されないと思う。
最近久しぶりで電車に乗る必要があり、またしばらく続きそうなので携帯型デジタルプレーヤーでも買って時間を過ごそうかと思い色々と物色していたが、ほとんどは圧縮FILEを聞くタイプで最高の音質でもWAVということで、それならと15年前に買って最近はほとんど使っていなかったSONYの再生専用DATウオークマンをひっぱりだしてきた。

DATの音質はCDよりも素直で綺麗だと今でも思っている。まあウオークマンだから差し引きはあるかもしれないが。エネループの単3電池2本を入れて昔録音したDATを聞いてみた。大型のヘッドフォンで聞いたがなかなかよかった。これなら使えそう。でもインナーイヤー型のイヤフォンでないと外ではかさばる。

そこでイヤフォンを買うことにした。どうせなら最高のものが欲しい。たかがイヤフォンだが〜最高となると何と5万円(E5C)くらいする。MIXROOMでたまに使ってるのはSTAXのコンデンサー型イヤースピーカー。なかなかいい製品だ。音はウオームでやや繊細。聞き疲れはしない。けれど専用のアンプBOXが必要で便利ではない。これが今まで最高のイヤフォンと思っていたが、最近の携帯、デジタルプレヤーの進歩、生活スタイルの変化はイヤフォンにもいくつか傑作を誕生させてるらしい。

価格COMやアマゾンのレビューを見たりしてると是非欲しくなってしまった。BEST100とか見てみると自分の使ってるSTAXのものがまだ生きていて3位に入っていた。これより上が二つある。SHUREのE5C,Etymotic ReserchのER-4SでShureのものは新しいモデルに替わってる。ER-4Sが欲しい!しかしサウンドハウスで24000円、ネットオークションで中古が18000円位で落ちてた。中古が出るのを待つか?そうこうしてるうちに、E5Cと同じパーツを使い日本で生産されたとされるINCORE社のイヤフォンがオークションに安く出ていた。HPの製品紹介を見てみると、オーディオより携帯電話等で騒音の中でもよく聞き取れること、また何とマイク内臓で生活の中の便利グッズとして紹介されている。要するにいい音にはいい環境が必要で、騒音をシャットアウトする事からスタートするという発想。

オークションの値段が安過ぎたのが気になったが購入してみた。一聴してカチっとクリアで鮮度が高く品位も高い音。しかし音量がある程度までしか上がらない。それと低音が少なめ。騒音がないからそれで十分というのがメーカーの主張だろう。確かにこの音量なら耳には優しいし音楽も疲れずに楽しめる。実はこれと同時にもうひとつ衝動買いしてしまった。AKGのK324P。AKG初のカナル型イヤーフォン。AKGといえばもうマイクやヘッドフォンで傑作をいくつも出しているので間違いないだろう。実際聞いてみると、低域も含めオーソドックスなバランスで、音の粒子が細かく切れも解像度も十分。これで何が問題?と言えるほどの音だ。5〜6万円のヘッドフォンに匹敵する音と感じる。これは音量も十分上げられる。

前から感じていたが、耳に入れるタイプは鼓膜からの距離が非常に近いため設計しだいでは凄い優秀なものが出来る可能性が高いと思う。問題は音場の空気感をどう出すかということかな。しかしそれは、もともとソースに含まれていれば問題ないのではないだろうか?そうなると究極の繊細感と言われるER-4Sが気になる。
かなりよく聞くアルバム。アンマレーのクルーニン。
内容はPOPSとJAZZのスタンダードナンバーをアンマレー風に歌ったものである。

特に好きなアルバムというわけではないが、オーディオセットで変化を加えたとき、ケーブルの音質チェック等にかなり重宝してる。

アンマレーは実にオーソドックスなアレンジを好むようだ。だからエフェクティブなものとか、新しい響きを与えるとかほとんど興味はもってなさそうだ。伝統的なPOPS歌手そのものの良さを味わえる。70Sに何枚もアルバムを出していて、そのほとんどを持ってるけれど音楽的にはその頃が一番好きだった。

90年代に出したこのアルバムも本質的にはPOPSに仕上がっていてJAZZっぽいわけではない。音圧も高めで今のものとかわらない。楽器そのもの、声そのものがオーソドックスなアレンジに支えられ、地味ではあるが、時代に左右されない良さをもっている。アコースティックギターやピアノの音がしっとりと、アンの落ち着いた声質を支えている。

オーディオを意識したとき、最初帯域的には中域に耳が行くのが普通だろう。つまり声の帯域である。たとえば女性VOが甲高くメタリックに聞こえるようだと長く聞いていられない。次に中低域が重要だ。バスドラムのアタックがBASSに埋もれたり、もやもやしたBASSが聞こえたら全体に抜けが悪く聞いてて気持ち良くなれない。VO(中域)とのバランスも重要になる。これらにDRUMのハイハットやシンバルが心地よくからむと音楽が気持ちよく進行していく。さらに遠くに弦楽器や管楽器が彩りを添える。

このアルバムは例えばこんな風に意識しながらオーディオセットのバランス、音色等チェックする時に全く都合のいいアルバムだ。だから新しい機材(パーツを含めて)が自分のセットに入ったときは、このアルバムを聞くことが多い。
最近エソテリックのCDプレーヤーX-1sを中古購入。程度は中古としてはすごくいい。それまで使っていたケンウッドのL-D1がモーターの音が煩くなってきたので、そろそろ交換時期かなと思った。その間に、SONYのSACDプレーヤーもあるのだがSACDのソフトは少なく、かといってCDプレーヤーとしてはL-D1のキャラクターの方が好きだったので出番がなかった。

CDは私の音楽鑑賞の中心だ。以前はアナログが(カートリッジを20個くらい使い切った)中心だった。ソフトが出なくなってCDに変わっただけである。道具に拘ることはないが、機種によって音楽の聞こえ方がかなり変わって聞こえるので、好みのものにたどり着くまではいろんな機種を使うことになる。出口より入り口(上流)重視と何故か決めてるので、パワーアンプなどはあまり変わらない。大事なスピーカーも一度決めたら長年使う。現在のメインは20年以上変わらない。それに何といっても大きいもの、重いものは頻繁に動かしたくはない。

さてCDプレーヤーだが、現在家にあるのを数えてみたら6台。うち4台はトップローディング式、4台は20kg前後の重量級のものだ。1台は貴重なベルトドライブ式。気がついてみたら不思議だが、トランスポート専用は1台のみで、残りは一体型なのだが、すべて外部DAコンバーターにつないで使っている。それでDAコンバーターも結構ある。もしかしたら一体型のDA部分の方が高級なのかも知れない。特にL-D1の一体型としての音質はWETで魅力的だ。

じゃあ何故、外部DAを使うのか?クロックの問題である。最近、高精度クロックに交換すると音がよくなる?という事が言われている。デジタルの要はクロックだと。確かに時間軸は大事だろうと想像はつく。でも〜十万もする高級機なら高級なクロック発生器が使われているんじゃなかろうか?と思えばそうでもないらしい。へたすると数十円のパーツが使われてる可能性もあるということだ。そこでクロックを高精度のものに交換すると、今度はメーカー修理が受けられなくなるというジレンマがある。そうなると、困るので(モーター、トレー、ピックアップは消耗品でよく壊れる)なかなか改造は難しい。

そこでアポジーのBIGBENやインフラノイズのCRV~のような秘密兵器を使うことになる。そして実際使ってみると劇的に音は変わる。これは大雑把にいえばトランスポートからでたデジタル信号からクロック信号を抽出して正しいクロックに整形しDAコンバーターに送るというしくみだ。だから常にトランスポートとDAコンバータの間に置いておく事になる。

ずっと使っていて効果も感じてるが、この頃はさすがに面倒くさくも感じてる。電源も必要だし、BIGBENは単体だが、インフラ〜は2台1セットでかさばるし、クロック整形の為だけに2台分の場所と電源と接続が必要になってくるのだ。

音楽を聞くときはシンプルな操作で、いい音が再現されなければ音楽よりもオーディオに意識が行ってしまう。そういう意味では
一体型CDプレーヤーを高精度クロックに改造するのが、一番いいのかもしれない。価格も安くすむ。
ほとんど2MIXに仕上がった曲のテンポ感がいまいちだったら、精神的に気分が落ち込むし客観的にもプロジェクトが成功したとは言えない。かといって、出来上がってる2MIXのテンポを変えるのは容易なことではない。音に拘らなければ問題ないのだが、それでは何のために苦労してMIXやレコーディングをやったのか、その意味がなくなってくる。

だから曲のテンポは録音作業の初めの段階で慎重に決めなければならない。MIDIで作ってオーディオにする場合は、MIDIの最終章で確認できるので問題ないが、最初から生で録音する場合は、いくつかのDEMOの段階で最良のものを確認しておくべきだろう。

不幸にして苦労して作業を終えたものに、テンポ変更を加えざるをえない場合どうしたらいいのだろうか?

試しにWAVEメカニクスのSPEEDで2MIXに変更を加える。今回はノリがいまいちなのでテンポを速めたいという設定。このソフトは非常に便利で、1.テンポは変えるが音程は変えない、2.音程は変えるがテンポは変えない、3.両方を連動させる、の3通りの選択ができる。1を使ってやってみると確かにVOの音質は自然でいいのだが、どうも位相が気持ち悪い。中央が変に浮き出た感じで不自然だ。使えない感じ。しかしSPEEDはMONOトラック(FILE)に関しては全く問題なく、その音質の良さで今までとても重宝していた。このVERはまだステレオFILEに対応していなかったのかも知れない。

仕方なく別な方法を試した。古典的な方法で、アナログ2MIXに録音して再生時に可変させる方法だ。昔アイドル歌手が歌の下手さ加減を軽減させるために用いた方法と同じだ。当然ピッチも変わってしまう。声が若返るというか、細くなる。デジタルでやるとバリピッチという方法で、MTRに備わってるものもある。アナログでやる事に意義を持たせて?みた。やや丸みをおびた優しい音に変化した。聞き易いともいえる。そしてそれをPROTOOLSに戻して、MASTERXやL2で仕上げれば完成。いくつかテンポ違いを作っておいて気に入ったやつを選べばいい。

音質どうこうよりも、テンポの問題は作品の質に関わるし印象も大きく変わる。自分の場合はこういった場合、いつもアナログ2TR38に移してバリピッチを行うようにしている。いずれデジタルのバリピッチも試してみようと思う。
NHKでやってたので、なつかしくて見てしまった。前回はこれが最後というコンサート(BS)だったが、今回は財津和夫のソロを中心としたもので前回のもダブってるようだ。

当時も生で見た覚えはあるのだが、どちらかといえばTVで見るほうが良かった。当時はBEATLES編成のバンドで、音楽もそれ風というだけで夢中になれた。同じPOPS系でも東京出身のシュガーベイブなんかの洗練された感じじゃなくて、なんとなく垢抜けなくて親しみやすいのが九州出身のチューリップだったのだが、リーダーの財津和夫という優れた作曲家がいたため平凡なバンドとは一線を画した記憶に残るバンドとなった。

サザンの桑田にしてもそうだが、いい曲を書けるメンバーがいるバンドは強い。結局のところファンは何に感動するかといえば、1に作品、2にカッコよさ(ルックス)3〜4がなくて5番目くらいにテクニックかな?と自分は思う。そういう意味ではチューリップには親しみやすい、いい曲が多かったと思う。

さてLIVEだが、最近のキーボードやPA類を使ってるせいか昔よりずっとまとまって、うまくなってるように聞こえた。ボーカルの音も外してない。懐かしさと合わせて楽しめるものだった。実際はライブ映像やインタビューを含んだドキュメンタリーだったのだが、それが良かったのかもしれない。

財津和夫の作品は美しい旋律と親しみやすさが同居していて好きだ。ぶっきらぼうな歌詞も長く歌われることによって味が出てくるから不思議だ。作詞作曲、歌と3拍子揃ったアーティストはなかなかいない(井上陽水なんかが思い浮かぶ)が、多少不器用なところも強烈な個性で押し切っていくリーダーシップで乗り越えていったことが、良かったように思う。

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